2009年1月31日土曜日

本田直之さんのエッセンス「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」(本田直之)

ビジネス書その2


面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

本屋をぶらぶらしていて、見つけました。

本田直之さんの本はいくつか読んでいます。
基本的にビジネス書は読んで、ブログに書いた時点で捨てていますが、これらの本は本棚に残してあります。

精進すれば大迫力!: 引き続いて熱中して読んだ「レバレッジ・リーディング」(本田直之)
精進すれば大迫力!: モチベーションが上がった「レバレッジ勉強法」(本田直之)
精進すれば大迫力!: レバレッジ時間術(本田直之)

しかし、最近触れていなかったので思い出す意味で読んでみました。
軽くて、すぐ読み終えられます。

論旨は、「面倒くさがる」ことが仕事の効率化や新たな工夫・発明につながる重要性をもっているということ。
「我慢して面倒くさがらずにする」ことは美徳ではなく、何も考えない人がする悪徳のように思えます。

基本的には、55個の法則といっても、どこかで著者もしくは誰かが書いてあることばかりです。
しかし、それら全てを実行に移すことができている人は稀だと思います。
なので、それらを無意識に落とし込むシャワーを浴びる意味では良い本です。

この本を読んでいて、僕も著者もかなり似たような人種だと思いました。

以下、印象に残った部分

  • 面倒くさいことは、放っておくと雪だるま式に増えていく
  • 全部予約する
  • マニュアルを熟読する
  • 我流でやらない
  • モノを捨てる
  • 二度寝しない
  • 二次会には行かない
  • ファイリングしない
  • 二度と同じことをしない
  • やらないことを決める
  • 相手を変えようとしない
  • 遅刻しない
  • タッチタイピングを極める
  • 付き合い酒しない
  • 英語を勉強する
  • 人脈をうつくる
  • 究極の面倒くさがり屋になる

2009年1月30日金曜日

「おブスの言い訳」(植松晃士)

おブスの言い訳 (講談社文庫)
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講談社 2007-05-15
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starいや〜笑いました・・・

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文字が大きく,1時間ぐらいで読める文庫本です.
30代女性を対象とした本ですが,なかなか面白かったです.

女性ファッションの詳しい内容はわかりませんでしたが,要は「オンナは女優として生きていくべし」ということ.

オトコも,年齢相応にいい格好しないといけませんね.

2009年1月29日木曜日

年賀状のお年玉が当たらない!

今年は、喪中葉書を除いて年賀状が93枚来ましたが、1枚も当たりませんでした。

最近、昔は切手シートが山のように当たりましたが、最近ほとんど当たりません。

2009年1月30日 追記
実は1枚だけ当たってました。

昨日見たのは、昨年の当選番号でした。
検索の方法がまずかったようです。

皆様、昨年の当選番号にお気を付け下さい。

Amazonアフィリエイトから初収益2597円

Amazonアフィリエイトから初収益を得ました。
2597円です。

労力に比べるとすごく少ない額ですが、うれしいものですね。
このブログを見てくれた人ありがとう。

2009年1月28日水曜日

機能的防寒グッズ三種の神器

いつも使っている機能的な防寒グッズ三種の神器です。
①マスクと②ヘッドホンで顔にある5つの穴を全て覆うことができます。

① マスク

今年の抱負に書きましたが、マスクはとてもよい風邪予防だと思います。
精進すれば大迫力!: 2009年の抱負=体調管理
今年に入って、風邪を水際で防いでくれている感じです。

マスクは、病院のものを使っています。

② ヘッドホン

これも以前書きましたが、冬季は大きなヘッドホンで耳あて代わりにしています。
精進すれば大迫力!: ヘッドホン・イヤホンの衣替え

耳というのは、突出していて熱放散が大きく、これを覆うことで効率的に防寒ができます。
これは、寒冷地に生息する動物ほど、耳や尾などの突出物が小さくなるというアレンの法則も証明しています。

③ ハイソックス

これもかなり有効です。
下記の落合正勝さんの「男の服装術」によると、日本の紳士用靴下は何故か短いものばかりですが、ヨーロッパではハイソックスが紳士のたしなみだそうです。
フォーマルな服装で脚を組んだときに、すね毛が見えることはとても恥ずかしいことだそうです。

股引という選択肢もありますが、職場内が適温の場合にすぐに脱げません。
ハイソックスならちょっと下ろせばよいので、気が楽です。

服装


[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで

2009年1月25日日曜日

信仰の力のすごさを実感したクリスチャンの結婚式

初めて本当のキリスト教信者の結婚式に参列しました。
自分以外の結婚式で一番いい結婚式でした!

新郎新婦ともにプロテスタントで、教会で知り合ったというぐらい信心深い方々です。

比較的小さな教会で行われました。
きれいな結婚式のための教会ではなく、信者が日常の祈りを捧げるための教会です。

式は思ったより淡々と進みました。
時間はいわゆる教会型結婚式よりも長く、1時間かかりました。

賛美の歌や聖書の朗読、解釈などに時間を費やします。
賛美の歌は、3番4番までちゃんと歌いますし、周囲の皆さんも大きな声で歌っていました。
指輪交換はありましたが、キスはありませんでした。

これを見ると、教会型結婚式は、本当のキリスト教徒の結婚式をかなり短縮したものだとわかりました。

続いて、茶話会が2時間。
式がされた場所のイスを片づけて、そこで行われました。
軽食が供されました。
もちろんアルコールなしです。

新郎新婦それぞれの教会関係者が賛美を歌ったり、新婦の親族が芸をしたりと盛り沢山でした。
親族やクリスチャン以外も楽しめました。

結婚式・茶話会を通して、信仰の力のすごさを実感しました。
信仰に包まれているということは本当に安心なことなんだろうな、と思いました。

2009年1月24日土曜日

ベストセラーなのも納得「夢をかなえるゾウ」(水野敬也)

ビジネス書その2


夢をかなえるゾウ

ちょっと前にベストセラーになった本です。
ブックオフで1200円だったので買ってみました。

変わりたいという願望をもつ普通の男が、こてこての大阪弁をしゃべるガネーシャという象の神様の課題を成し遂げていくという話です。
一般的なビジネス書、自己啓発書の内容がかいつまんで書いている、といった感じです。

世界の著名人がガネーシャの友達の「~くん」といった感じで登場して飽きません。
また、ダメ男とガネーシャとのやり取りも面白いです。
ベストセラーになったのも、わかります。

ガネーシャの教え
  • 靴をみがく
  • コンビニでお釣りを寄付する
  • 食事を腹八分目におさえる
  • 人が欲しがっているものを先取りする
  • 会った人を笑わせる
  • トイレを掃除する
  • まっすぐ帰宅する
  • その日頑張れた自分をホメる
  • 一日何かをやめてみる
  • 決めたことを続けるための環境を作る
  • 毎日、全身鏡を見て身なりを整える
  • 自分が一番得意なことを人に聞く
  • 自分の苦手なことを人に聞く
  • 夢を楽しく想像する
  • 運が良いと口に出して言う
  • ただでもらう
  • 明日の準備をする
  • 身近にいる一番大事な人を喜ばせる
  • 誰か一人のいいところを見つけてホメる
  • 人の長所を盗む
  • 求人情報誌を見る
  • お参りに行く
  • 人気店に入り、人気の理由を観察する
  • プレゼントして驚かせる
  • やらずに後悔していることを今日から始める
  • サービスとして夢を語る
  • 人の成功をサポートする
  • 応募する
  • 毎日、感謝する

2009年1月23日金曜日

セームタオル(スイムタオル)を風呂場で使っています

以前紹介したセームタオル(スイムタオル)を風呂場で使っています。
精進すれば大迫力!: 水泳で重宝しているスイムタオル(ミズノ)

用途は、湯船で自分や娘の頭髪を拭くことです。
頭だけでなく、風呂から出る前に体を拭くと湯ざめ予防にもなります。

普通のタオルと違って、絞って何度でも使えて、すごい吸水力なので、風呂から出るときには頭髪はかなり乾いた状態になっています。

なお、風呂場では、34x44cmのサイズのものを使っています。

2009年2月19日 追記

毎日ちゃんと乾かさずに置いておくと臭くなり、どうやっても臭いが取れません。

ご注意を。

2009年1月22日木曜日

東京演劇集団 風「星の王子さま」

子供を連れて東京演劇集団 風の「星の王子さま」を見てきました。
入場料は1200円でした。

東京演劇集団 風は、専属劇場〈レパートリーシアターKAZE〉を東中野に持っています。
近所ということもあり、応援したくなりました。

演劇というものは、とても久しぶりでしたが、よいものですね。
「星の王子さま」は昔本で読んでうろ覚えでしたが、劇を見ているうちに思い出してきました。
王子様役の女性が本当に「星の王子様」っぽくてよかったです。

子供はというと、席が前から2列目のちょうど中央だったので、大きな音にびっくりして後ろを向き帰りたいと言い出す始末した。
前半の途中で眠ってしまいました。
後半は起きていたようで、最後にキャストが全員出てくるところでは、バイバイしていました。
そして、出口ではキャストのみなさん(ヘビさん以外)と握手をして、会場を後にしました。

「大切なものは、目に見えないんだ」

2009年1月15日木曜日

乾燥肌にもってこい「メンターム薬用クリーム」(近江兄弟社)


乾燥する冬に重宝しているクリームです。
母の教えてもらいました。。

近江兄弟社という滋賀県近江八幡の会社が作っています。
1500円ぐらいですが、近所のマツモトキヨシのセールで299円で売っていました。

毎年冬になると、毎日風呂上りに使っています。
風呂上りに顔と手にちょんちょんと塗り、水でのばし広げます。
すると、ほどよい膜がかぶった感じでよいです。

他の会社の似たような製品も使ってみましたが、のびが悪く、この製品にはかないません。

2009年1月12日月曜日

旅とは人生であり、癒されない病である「旅する力―深夜特急ノート」(沢木耕太郎)

社会・歴史・世界情勢


旅する力―深夜特急ノート

沢木耕太郎は、僕が好きなノンフィクション作家である。
一番最初に読んだのは、やはり「深夜特急」だった。
その後の作品も大体読んでいて、檀一雄を書いた「壇」、登山家の山野井泰史夫婦を書いた「凍」が好きである。

僕は、「深夜特急」を読んだ医学生の当時、すでにバックパッカーとして一人旅にはまっていた。
その頃は、まだ東南アジア・インドを中心に旅行していたのだが、「深夜特急」を読んで「西」への憧れを強く抱くことになった。
そして、その後、夏休みごとに細切れに、トルコからエジプトまで、インドから東欧まで、イタリアからモロッコ・ポルトガルまでなどと陸路・海路での一人旅を続けることになる。
ポルトガルのザグレス岬へも足を伸ばしたのも、大いに「深夜特急」の影響があったのだろう。

この本は、旅とは何か、「深夜特急」の旅に出た背景、帰国後「深夜特急」が書かれるまで、「深夜特急」が書かれた後のことについて書かれている。
しかし、旅と同時に沢木耕太郎のライターとしていろいろな人に会い成長する過程も描かれている。

著者は、旅とは「家を出でて、遠きに行き、途中にあること」と定義する。
途中にあるから、旅は人生に似るということになる。

また、旅には適齢期のようなものがあるのかもしれない、と言う。
20代には20代の旅が、40代には40代の旅が、60代には60代の旅がある。
そして、50代には20代の旅はできないのだ。
恐ろしいことだが、その通りだと思う。

旅に教科書はない。教科書をつくるのはあなたなのだ。
まさに、旅は人生に似ているのである。

若くしてこのプロ意識「不動心」(松井秀喜)

ビジネス書その2


不動心 (新潮新書)

本田直之さんの「レバレッジ・シンキング」に出ていた

心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる

というフレーズに衝撃を受けて、読んでみた本です。
精進すれば大迫力!: 人生の見方が変わった「レバレッジ・シンキング」(本田直之)

松井秀喜選手は、僕と同年代で親近感があります。
にもかかわらず、この本に書かれているプロ意識は、自分が恥ずかしく思えるほどに徹底しています。

自分で「どうにかすることができること」と「どうすることもできないこと」の2つに分け、前者には徹底的にこだわり、後者にはあまり深く考えないようにする。
とは言っても、「毎日素振りをする」「試合の前日は飲みすぎない、生ものを控える」など小さな努力なのです。

人生万事塞翁が馬
人生は吉凶・禍福が予想できない

悔しい思いは口に出さない

心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる

よい打者=失投を少しでも高い確率で、正確に、強くとらえる
勝負に強い=できる限りの知恵を振り絞って自分なりの結論を出したら、あとは迷わない
結果として三振をしても構わない
それぐらいの信念をもって、打席に入れるかどうか。

「怒る」のではなく「叱る」
ピタゴラス 「怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる」

竹は節があればこそ、まっすぐに成長する

2009年1月6日火曜日

2009年新春バーゲンで散財

昨年同様、今年も新年早々バーゲンに行ってきました。

昨年は、梅田まで出て行って、人の多さに疲労困憊した。
よって、今年は千里中央の阪急に行ってきました。

朝10時半頃に到着しましたが、男物売り場はそんなに混んでいません。
かといって、欲しいものは揃っていて、なかなか使い勝手がよい印象を受けました。

客が比較的少ない分、試着室が待たずに使えて、店員の対応もよく、よかったです。

まず、JOSEPH ABBOUD(ジョセフ・アブード)
JOSEPH HOMMEでパンツを買ったことがありますが、JOSEPH ABBOUDは初めてです。
JOSEPH HOMMEよりカジュアルで、ちょうどよい感じの服が多かったです。
店員さんの感じもよく、今後も利用したいブランドです。

① ダウンのコート (46305円)
持っていない種類のコートです。
温かそう。
ディアプレックスというハイテク素材が使われているようです。
②  白のセーター (13037円)
これもなかなかよいです。
褐色っぽい黄色と悩みましたが、白にしました。
③ ベージュの綿パンツ (6111円)
もともとは16800円のもの。
店員さんが30インチだけ、いろいろなお買い得パンツがあるということで、持ってきてくれたうちの1枚。
膝はストレッチが効き、座ってもあまり突っ張りません。
これは、かなりお買い得でした。④ 黒のウールのパンツ (11203円)
これも、もともとは19950円のもの。次は、ニューヨーカー
個人的には、男の店員さんが苦手な印象でした。

⑤ 青のセーター (11760円)
Vネックで使いやすそうです。
今まで持っていなかった色です。⑥ シャツ (8085円)
上の青のセーターに合うシャツはどれか店員に聞いて、いくつか持ってきてもらったものの1つ。
あまり持っていない感じのカジュアルシャツだったので、悩んだが買ってみました。
⑦ ネクタイ (6300円)
えんじ色で、これもあまり持っていない色だったので、購入。
続いて、隣の五大陸Gotairikuでジャケットを物色。
ここの店員さんもよかったです。

⑧ 紺色のジャケット (32592円)
超極細ポリエステル繊維サミアを使ったジャケットらしいです。
ジャケットは1枚しか持っていなかったので、購入。
かっこいいです。
以上、8点で13万6862円の買い物でした。
今年もいいもの買えたと思います。

背中を押してくれた妻に感謝。

2009年1月4日日曜日

2009年の抱負=体調管理

2009年の抱負は「体調管理」にしました!

2007年は1年中、2008年は11月末から1か月以上、風邪に悩まされました。
子供が保育園で風邪をもらって来るというのも原因ですが、「医者の不養生」もあると思います。
さらに、もう若くないということもありそうです。

風邪をひくと、明らかに生産性が落ちますし、人づきあいも悪くなります。

具体的には、

1) 冬季は、朝のシャワーをやめる
2) 冬季は、風邪の有無にかかわらず、できるだけマスクをする
3) 冬季は、温かい格好をする
4) 飲み会は1次会で帰る
5) 生活のリズムを定める

とりあえず、すでに1)2)は実行に移しています。

世界は国を超えたフレームで動いている?! 「天皇の金塊とヒロシマ原爆」(高橋五郎)

社会・歴史・世界情勢


天皇の金塊とヒロシマ原爆

どこまでが真実かわからない本です。
著者と親交が深かったというスパイのベラスコからの発言を主な証拠としており、説得力に乏しいことが否めません。

しかし、世界は国を超えたフレームで動いている(かも知れない)という点では、面白い本でありました。
キリスト教徒でもないのに教会で結婚式をしたり、科学分野での国際言語が英語だったりするのも、秘密結社の戦略によるのかもしれないと、勘ぐってしまいます。

著者の主張は、

秘密結社
・ 最終目標は、世界連邦政府の実現であり、民族自決を許さない
・ アメリカは今もイギリスの一番の手下
・ 秘密結社は、戦争の両陣営に資金を供給する =分割闘争管理方式

原爆
・ 原爆は、戦争事業主である秘密結社の私物
・ 広島に落とされた原爆は、ナチスドイツ製
・ 日本への原爆投下は1943年の時点で決まっており、最初からドイツなどへ投下するつもりはなかった

天皇の金塊(=金の百合)
・ 天皇の金塊が熟するまで、日本に降伏をさせない
略奪は日本軍にさせ、それを横取りする
・ 秘密結社によって、天皇の金塊は巧妙に横領された
・ 天皇の金塊によって、戦後日本経済は飛躍
・ ブレトンウッズ協定は、天皇の金塊を国際協定を使って運用する制度

ただし、同じことが繰り返されていたり、まとまりがなかったりと本としては読者をイラつかせるところが多かったです。

2009年1月3日土曜日

覚悟のすすめ(金本知憲)

ビジネス書その2


覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87) (角川oneテーマ21)

阪神タイガースで「アニキ」と呼ばれる金本知憲(かねもとともあき)さんの本です。
今年、阪神が絶好調のときに出版され、その後優勝できなかったので、この本もしぼんでしまった印象があります。

著者は、1968年生まれで、広島カープで主力選手として活躍した後、阪神に移籍。
904試合連続フルイニング出場、400号本塁打、2000本安打と輝かしい戦績を残しています。

以下、印象に残ったところ

・ 怪我をしても、それを言わなければ怪我ではない

・ 毎年、鹿児島県の最福寺で護摩行

・ 練習で5割でも、試合で10割できる

・ 体が万全でないときの方が打つ

・ 怪我の功名

・ 捨てることも進歩

・ 個人記録よりチームの勝利

・ 若い頃から30代後半を見据えて鍛えた

・ 故障と怪我
故障: 自分の責任からもたらされる
怪我: 自分ではどうしようもない

・ やらされるかたちでも、まず動くことが肝心

・ 1人1人が何をすべきかを考え、判断する

即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ(Michael Abrashoff、訳 吉越浩一郎)

ビジネス書その2


即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ

アメリカ海軍のダメ戦艦ベンフォルドの艦長として赴任した著者が、短期間で同じスタッフ構成のまま部下の心をつかんで海軍ナンバーワンの戦艦にする話です。

英語の題名は、「It's Your Ship」で、著者の職場のモットーでした。

訳者は、先日読んだ本の著者の吉越浩一郎さんでした。
精進すれば大迫力!: 仕事が速くなる プロの整理術(吉越 浩一郎)

軍隊というのは、会社などの組織の究極のかたちだと思います。

その中で、部下を活かして、海軍ナンバーワンの戦艦にした著者のやり方は、説得力があります。

ただし、著者のしたことは、部下を人として認め、よく話を聞き、みんなの前で褒め、信用して任せる、という「あたり前」のことなのです。

組織の中で、部下の育て方や上司とのかかわり方が勉強になった一冊でした。

以下、印象に残った部分

・ MBWA (manegement by walking aroud): 経営者が現場を歩き回ること

・ 給料は、海軍を辞める理由の5番目に過ぎない
1番は「上司から大切に扱ってもらえないこと」

・ 命令を下すときに確認すること
  1. 目標を明確にしたか?
  2. その任務を達成するため、十分な時間と資金と材料を部下に与えたか?
  3. 部下に十分な訓練をさせたか?
・ 意思決定における絶対基準: ワシントンポストに載って、全米に知れ渡っても、誇りに思えるかどうか

・ 部下と一緒に列の最後に並び、一緒に飯を食う

・ 冒険をする人間こそ昇進させるべき

・ 部下に自発的にものを考えさせる

・ クロス・トレーニング: 本職以外にも第2、第3のチームを作る

・ どんな組織においても、友人たちと楽しむことは、お金では換算できない大きな精神的つながりを生み出す

・ 友人に自慢できる仕事、職場、組織を作る

・ 職場をオープンでフェアにする

・ 仕事の反対は、遊び

マインドマップ教から改宗 『たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」』(松宮義仁)

ビジネス書その2


たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」

著者は、1972年生まれで、パチンコ店、パチンコ店専門人材派遣会社などを経て独立した方です。

内容は、マインドマップを簡素にし、書くときの心の垣根を低くしようというものです。

マインドマップ基礎講座を受けましたが、トニー・ブザンのマインドマップは、確かに1枚書くのにかなりパワーが要り、心の垣根が高い気がします。
本書にあるように、挫折する人も多いと思います。
僕も、マインドマップをやめてはいませんが、かつてほどは描いていない、というのが正直なところです。

精進すれば大迫力!: マインドマップ

一方、著者の推奨する「シンプルマッピング」は、描くという重圧が少ないように思います。

「シンプルマッピング」の特徴
  • 色は一色でよい (ブザン・マインドマップでは、出来るだけたくさんの色を使う)
  • 紙はA6ノート見開き、A5サイズでよい (ブザン・マインドマップでは、A4以上、出来るだけ大きいほうが良い)
  • シンボルにはこだわらない (ブザン・マインドマップでは、できるだけ絵を描く)
  • 自分のために書くので、走り書きでよい (ブザン・マインドマップでは、ある程度他人に見せるという要素があると思う)
と、かなりの簡易版です。

ですが、これでよいと思います。
今後は、習ったブザン・マインドマップにこだわらず、「シンプルマッピング」もしようと思います。

その他、印象に残った部分は、

  • 日にち、紙を改めて何度でも書き直す
  • 読書マッピングは、最初は本を開かず描く
  • 手で書く

このブログの書評というか読書メモというかは、最近まで本を見ながら書いていました。

しかし、本を見ずに書いた方がよい文章が書けることに気づき、最近はまずは本を見ずに書いて、その後本を見ながら追記する方式に変えました。

この本で、マインドマップ教から改宗できたと思います。

2009年1月1日木曜日

仕事が速くなる プロの整理術(吉越 浩一郎)、

ビジネス書その2


仕事が速くなる プロの整理術

元トリンプ日本法人社長の吉越 浩一郎(よしこし こういちろう)さんの書いた整理術本です。

1) ドイツのコーヒー用製品メーカーのメリタで学んだ整理術
2) その整理術のトリンプ日本法人での実用例
をメインに書かれています。

実際の写真や吉越さんの絵が入っていてわかりやすいです。
いくつか今日から利用できるワザがあったので、読んだ甲斐がありました。

1) ドイツのコーヒー用製品メーカーのメリタで学んだ整理術

吉越さんの整理術をひとことで言うと、アナログとデジタルを融合させたものです。

「アナログ」とは、A4の紙をクリアファイルに挟んだもの。
クリアファイルは、5色を使い分け、関連書類をまとめます。
紙1枚であってもクリアファイルに挟みます。
気になった電子メールはA4用紙で印刷し、気になることを加筆します。
図解すると全員の理解が早くなります。
それをデッドラインの日付け順に並べます。
会議では、そのために新たにレジュメなどは作らず、そのA4用紙をOHPなどで映して会議を進めます。

「デジタル」とは、Gmail、Googleカレンダー、iPhone(さいすけ)によるスケジュール管理です。
GmailでのメールやGoogleカレンダーでの予定は、いつでもどこでもiPhoneで「さいすけ」を用いて見ることができます。

2) その整理術のトリンプ日本法人での実用例

会議では、即断即決。
やり直しのデッドラインは、翌日。
日常業務は、マニュアル化とIT化の仕組み作り。
優秀な2割の人材には、ミッションとデッドラインを与える。
優秀でないボトム2割の人材は、OJTで、細かく指示。
「緊急性は低いが、重要な仕事」は、デッドラインで管理。
60%OKなら、次の一歩を進める。
完成度60%以上(美辞麗句、PowerPoint化)には、かなりの仕事量が必要 →この時間をなくし、行動に使う。
問題解決には「誰が、何を、いつまでに」を決める。
午後に2時間「がんばるタイム」を設けて、私語、電話などを厳禁にする。
Trust is good, check is better. →任せてチェックする。
成功するまでやれば、成功する。

クリアファイルによる管理は、僕も以前から散発的にやっていたので、一元化しデッドライン順にならべるというのはすぐに取り組めそうです。
また、「論文を書く」という「緊急性は低いが、重要な仕事」がついついだらだらしてしまうのですが、うまくデッドラインを設けようと思います。

Gmailは前から利用していて、今ではすべてのメールはGmailで管理しています。
Googleカレンダーもよさそうです。
うまく利用できる方法を考えようと思います。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録(石川 拓治)

ビジネス書その2


奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられた青森県のりんご農家 木村秋則さんの無農薬りんご収穫までの壮絶な物語である。

今まで知らなかったが、あの大きくて甘いリンゴは農薬なしには生産できないほど農薬に依存した果物である。
害虫や病気への耐性を捨て、農薬に任せることで、大きく甘いリンゴがなる種を育てることができる。
逆に言うと、農薬なしでは大きく甘いリンゴは収穫できない、とされてきた。

それに神がかり的に挑戦したのが、木村秋則さんである。
本当に「神がかり的」という形容詞がぴったりという気がする。

水田もトラクターも売って借金もして、赤貧の中5年以上も無農薬りんごに挑戦し続けた。
諦めて自殺しようと思って入った岩木山で、どんぐりの木が農薬なしに成長しているのに「気づき」、土と根っこの重要性を認識する。
それまで数年は、地表に出ていた部分のみに焦点を当てていたが、本当に重要なのは「土と根っこ」だと気づいたことで、無農薬りんごへの道が開ける。

リンゴは土や菌や虫など周囲との関係なしには生きていけない。
人も同じ。
そのことを改めて考えさせてくれた本である。

表紙の笑顔を何度も見返しながら、1日でこの本を読み終えた。