2009年7月30日木曜日

退院サマリは“昔のアルバム“

個人情報保護法が施行される前の退院サマリーは、患者名も消さずに家で管理していました。
今回、職場に宅急便で送り、処分しようと片づけています。

片づけていると、昔のアルバムを見るような感じで、懐かしくなりますね。
5年以上前に主治医をしていた患者の退院サマリーですが、覚えている患者もあればすっかり忘れている患者もあります。
合併症などでごてた患者ほどよく覚えているものですね。

2009年7月29日水曜日

祝!論文アクセプト10編目

論文がアクセプトされました。
ちょうどこれで英文論文は10編目になります。

約1年半に次のような記事を書いています。
50歳までに100編の英文論文を書きなさい

自分が戦略的に研究成果を発信していくのはもちろんです。
しかし理想的には、いろんな人を巻き込んでいくのがよいです。

と言っても、積極的に情報を発信していきたいという人が周りに少ない場合は、結局自分でするしかないのかなあ?
他人のモチベーションの管理は、難しいです。

2009年7月27日月曜日

1万時間のトレーニング「天才! 成功する人々の法則」( マルコム・グラッドウェル著、勝間和代訳)

ビジネス書その2


天才! 成功する人々の法則

マルコム・グラッドウェルの著作で、訳は勝間和代さんです。
マルコム・グラッドウェルの本は、「第1感」以来です。

主旨は、
生まれつきの天才(アウトライアー)は存在しない
好機に恵まれたものがアウトライアーになれる
ということです。

マタイ効果
持つ者はさらに豊かに、持たざる者は持っているものを取り上げられる
わずかなアドバンテージが将来を左右する
成功は社会やシステムにより決められている
・ 生まれた月
・ 生まれた時代
・ 親などのコミュニティ
・ 文化的な遺産

1万時間の法則
モーツァルト、ビートルズ、ビル・ゲイツ
アウトライアーになるには、1万時間のトレーニングが要る

IQが高い人がアウトライアーになる訳ではない
アウトライアーになるには、“そこそこ高い”IQでよい
とてつもなく高い必要はない
IQ130とIQ195の科学者がノーベル賞を受賞する確率は同じ

「ドットコム仕事術」(大前研一)

ビジネス書その2


ドットコム仕事術 (小学館文庫)

大前研一さんの本は、以前2冊ぐらい読んだことありますが、主張を思い出そうと久しぶりに読んでみました。

<メモ>

SOP: standard operating procedure 作業標準

Devil's advocate: とりあえず反対してみる

「1人めし」はビジネスチャンスを逃がす

宵越しのメールは持つな

「派閥入り」は身を滅ぼす

人生を変えたいなら、①付き合う人、②住む場所、③時間の使い方を変える

人生設計とは、時間配分以外の何物でもない

文句の多い部下に仕事を任せろ

隣の座席は人脈の宝庫

パスファインダー: 新しい道を探す人

週末のオフを過ごすセカンドハウスを持とう

勝間語キーフレーズについていけない「起きていることはすべて正しい」(勝間和代)

ビジネス書その2


起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術

今は有名人になってしまった勝間和代さんの本を久りぶりに読みました。
「インディ」のときから好きで、まだ全然有名になっていない頃に2回講演会に行ったことがありますが、最近は何となく”おなか一杯”な気がして、ご無沙汰していました。

勝間和代講演会「勝間和代にインディペンデントな生き方を学ぶ」
お金は銀行に預けるな(勝間和代)
ブログの開始理由は、勝間和代さん
勝間式「利益の方程式」(勝間和代)

内容は、常々勝間さんが書いていることの総集編です。
その分、勝間語キーフレーズのオンパレードで、やっぱり途中で”おなか一杯”になりました。
よくわかるけど、腹に落ちない。

・・・昔の著作はこんな印象をもたなかったのに、何でだろう?

考えられるのは、以下の3つです。
・ 久しく勝間本を読んでいなかったので、勝間語キーフレーズについていけない
・ この本が詰め込みすぎ
・ 一見マインドマップがきれいに書けそうな本の構成ですが、実は内容があっちに行ったりこっちに行ったりしている

でも、いつもそうですが、読後は「もっと頑張ろう!」と前向きになります。

<メモ>
迷ったときには、より新しいこと、よりリスクが高めなことをやってみる

目標は20~30%くらい背伸び


ミッション・ステートメント

2009年7月26日日曜日

ふとブログ名を変更しました:there is a WILL, there is a WAY

ブログ表題の下の数行の部分が、古い情報のままだったので、書きなおそうと思い立ったら、ブログ名も変更したくなりました。
前回の変更: ブログ名変更:鳥の目 虫の目 魚の目

鳥の目 虫の目 魚の目
→ there is a WILL, there is a WAY (意志あるところに道は通じる)

事業開業に挑戦することにしました『「無税」入門』(只野範男)

ビジネス書その2


「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう

橘玲(たちばな あきら)の本で紹介されていた本です。
マイクロ法人化しよう!「貧乏はお金持ち」(橘玲)

115ページある本ですが、内容に重複が多く、重複を除くと20ページほどになるんじゃないかと思います。
と言っても1200円の価値がないかと言うとそうではありません。
僕としては税負担を減らすとても可能性のある方法を教えてもらいました。

この怪しい名前の著者は、合法的に37年間所得税+住民税を払っていません。
合計で900万円分を浮かしているそうです。

そのポイントは、
・ 副収入を雑所得でなく、事業所得にする
・ 事業所得では家賃、電話・電気・水道代などが必要経費とできる
・ 事業所得は総合課税で、給与所得との損益通算ができる
・ 事業所得が赤字であれば、給与所得との損益通算により、給与所得にかかる税金が減額

事業所得とは、「対価を得て、継続的に行い、営利性、有償性があり、社会通念上、事業と認められるもの」だそうですが、納税者の認識で決められるそうです。
赤字か黒字かも関係ないようです。
また、事業所得と確定申告し、税務署が雑所得と判断しても、脱税ではなく、「認識と見解の相違」なので、ペナルティはないそうです。

最後の方に、橘玲の批判が書かれています。
橘玲の言う「サラリーマンのマイクロ法人化」はごく一部のサラリーマンにしか現実的ではないとの主張です。
TVのアナウンサーでもフリーになるのは、人気・実力のある人ばかりです。

そこで、マイクロ法人はいずれ立ち上げるとして、その前に事業開業に挑戦することにしました。
医学情報の執筆、講演を事業にしてみようと思います。
乞う、ご期待!

投稿者側からレビュアを推薦した方がよさそうだ

最近、投稿した論文が、投稿から1週間でリジェクトでした。
早くわかって、次の行動に移せるのはうれしいことですが、やっぱりリジェクトは精神的にこたえますね。

めげずに、別のジャーナル用に編集し、オンライン投稿しているところです。
しかし、ハードルが見つかりました。
今回投稿しているジャーナルでは、2人のレビュアを必ず選ばねばならないのです。
名前・所属ぐらいならよいのですが、メールアドレスまで必須です。
とりあえず、好意的なコメントを出してくれるであろう所属施設OBを人選中です。

ふと思ったのですが、今までレビュアを推薦できるときでも、項目を空欄にして投稿していました。
でも、レビュアはできるだけ推薦した方がよいと思えてきました。
レビュアの査読で、採否の大部分が決まるとしたら、最重要ポイントです。

今後は、必ずレビュア(日本人)を推薦することにします。

2009年7月22日水曜日

身内に対する口演の方が緊張する

学会などで大半が見知らぬ人に対するよりも、
身内に対する口演の方が緊張する気がします。

身内に対する口演も十分練習して臨まないといけないですね。
弛んだ気持ちで臨むと、数日間とても後悔することになります。

2009年7月21日火曜日

マイクロ法人化しよう!「貧乏はお金持ち」(橘玲)

ビジネス書その2


貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

衝撃の1冊です。
「賢者」橘玲の本は大好きで、何冊も読んでいますが、今回は大当たりでした。
黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 (橘 玲)

1人1人がマイクロ法人化することにより、合法的に税金を最小化し、国家が用意した中小企業向け特権を最大限に活用するという主旨です。
マイクロ法人化は、普通のサラリーマンにはハードルが高いと思いますが、医者ならできないことはないと思います。
バイトしている医者も多いので、バイト先からの収入源を「雇用契約」から「業務委託契約」に変えればよいのです(実際できるのかはわかりませんが・・・)。

会計の部分があまり理解できなかったので、時間を空けて再読しようと思います。

リスクを取る以上、徹底してリアルでなければ夢は実現できない

2009年7月20日月曜日

東京都の最西端「兜屋旅館」(東京都檜原村)


東京都檜原村にある兜屋旅館に2泊してきました。

JR武蔵五日市駅から西東京バスで1時間、山梨県との県境近くのれっきとした東京都内です。
バスからも兜屋造りという合掌造りの一種が散見されます。
山梨の文化圏に入るのだと思います。

兜屋旅館は、西東京バス数馬行の終点からさらに10分歩きます。
看板がでかく、さらに兜屋造りの家もでかかったです。
はるばる来た、という感じです。

もともとの兜屋造りの建物が「本館」で、その横に真新しい「新館」があります。
本館は1泊1.2万円ですが、新館はその倍ぐらいします。
家族経営の旅館だと思います。

今回は、兜屋造りに泊まりたいのもあり、本館に2泊しました。
木造4階建てですが、宿泊施設になっているのは2階までのようです。
2階は、天井がすごく低いです。
通された1階の部屋は、客間2つをつけて1部屋にした感じで、廊下の音が丸聞こえです。

料理は、山菜料理がメインです。
ヤマメなどの川魚や猪料理もあります。
保存食という意味合いもあるのだと思いますが、基本的にちょっと塩辛めです。
2泊目の朝は、餅つきがあり、できたてのおもちを頂きました。

お風呂は温泉ではないようですが、新しく清潔で気持ちよいです。
建物も常に掃除が行き届いており、ピカピカです。

客は、外国人の割合が比較的高いのに驚きました。
東京の外国人に「日本の田舎」を味わってもらうのにちょうどよいのかも知れません。

紳助の授業「紳竜の研究」(DVD)

DVD


紳竜の研究 [DVD]


このDVDは、2009年3月9日のメルマガ「ビジネスブックマラソン」の編集後記に出ていたものです。
6090円します。

この中の島田紳助による講義がすごい!
吉本総合芸能学院(NSC)での1時間40分にわたる講義です。

今まで島田紳助が何故よくテレビに出てくるのか、正直わかりませんでした。
しかし、彼の講義を聞いて、戦略をもって芸能界に出てきたということがよくわかります。

・ 漫才のテープを書き起こし、漫才の教科書を自作
・ 過去からの漫才の流れを読む
・ テーマ(ちょっと弱いヤンキー)、ターゲット層の絞り込みの設定
など、ビジネスと同じです。

講義の最後の方で、唯一「夢」の大きさでは生徒に負けていると言って涙する姿に、ちょっと胡散臭さも感じましたが、こうやって泣けるってすごいなと感心しました。

2009年7月11日土曜日

後楽園ホールでボクシング初観戦


後楽園ホールでボクシングの試合を初めて観戦しました。
リングサイドの1万円の席です。

後楽園ホールは東京ドームシティ内にありますが、近くに場外馬券場もあり、場末感が漂う所でした。
他のおしゃれな施設とは一線を画していました。
建物も古く、ボクシング場のイメージにぴったしな貫禄があります。

若い女の子が多いことに驚きました。
試合前に花束渡したりもしてました。

3試合見ました。
ボクシングのことは、沢木耕太郎の本で少しなじみがある程度でよく知りませんでしたが、十分楽しめました。

1) セミセミ: 試合中にカツラが取れたことで有名な小口雅之選手
この3ラウンドに会場に到着しました。
今回はカツラはしていませんでした。
試合の内容はよくわかりませんが、あとの2試合と比べるともう一息という印象です。

2) セミ: 孫悟空 黒木健孝選手
黒木選手はフットワークがよく、すばしっこく、これがチャンピオンなんだなと感じさせました。
相手選手も粘り、判定になりましたが、大差で黒木選手の勝ちでした。

3) メイン: インテリボクサー 井上庸選手 vs. ベテラン 加藤壮次郎選手
この試合は2人とも流血。
途中でドクターストップがかかり、負傷判定も審判3人中2人が同点の判定だったため引き分けになりました。
この試合は見ている方もちょっと不完全燃焼でした。

初めてでしたが、前もってボクシング大好きな同僚に見どころを教えてもらっていたので、楽しめました。
また観戦したいです。

2009年7月8日水曜日

「科学者たちの奇妙な日常」(松下祥子)

研究・英文論文


科学者たちの奇妙な日常 (日経プレミアシリーズ)

物理化学の女性研究者である松下祥子(さちこ)さんの新書です。
このように発信する科学者がどんどん出て欲しいです。

内容は、
・ 科学者の生態
・ 博士・ポスドク問題
・ 女性研究者
です

いくつか面白かった点があります。

1) 実験ノート、特許など「アイデアを守る」ことは、とても重要
同じことを考えていたのかわかりませんが、アイデアを盗まれたのかもと思うことがありました。
最近は、思いついたアイデアはあまり言いふらさないようにしています。

2) いろんな科学者がいる
 ・ ざ・科学者
 ・ 目指せ学会のドン
 ・ 所属組織を牛耳る
 ・ 科学を広めてお役に立ちます
 ・ いつかは政治家か芸能人?
医者でもいろんな医者がいますよね。

この本の欠点は、読みにくいことです。
理由は、
・ 全体を通して「ざます」調の文章 (普段もこのように話しているお方なのでしょうか)
・ 不意に関係のないコラムが出てくる
これが逆にこの本らしさなのかも知れませんが。