2009年10月26日月曜日

メールの書き方が変わった「たった1通で人を動かすメールの仕掛け」(浅野ヨシオ)

たった1通で人を動かすメールの仕掛け (青春新書PLAY BOOKS)
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ビジネスブックマラソンという土井英司さんがやっているメルマガで知った本です。
土井さんが関わったということで、プッシュしていたのだと思います。

著者は無名の浅野ヨシオさん。
メールのテクニックで、2回結婚したという人です。

メールの書き方の本ですが、コミュニケーションの本と言えます。

例文として、確かにインパクトの強いメール文章が載っています。
そこまで書かないといけないの?という感じはします。

この本を読んで、メールの書き方が変わりました。
ちょっとオーバー気味に書くように心がけています。

自分が書きたいように書くのではなく、相手に喜んでもらうように書く

KST三原則
K 共感・尊重
S 賞賛
T 丁寧

読みやすさ
インパクト
思いを伝える

ネームプログラミングメール

お礼を言われそうなときに、お礼を言う
謙遜しない
「すいません」「ごめんなさい」を使わない

お名前三段活用
○○様 → ○○さま → ○○さん

ほどほど敬語

ときに相手の求めているキャラを演じる必要あり
・ 相手が聞いて欲しいこと
・ ほめてもらいたいこと
・ 励まして欲しいこと

相手はメールを読んでいない
ながめているだけ

オーバーアクションで、やっと思いが伝わる

1行キャッチフレーズ

結びの言葉を軽く見ない
お付き合いをこれっきりにしないようにする

感情符 (笑)(泣)(汗)

ほめるときは、具体的に3つほめる

2009年10月25日日曜日

Planned Happenstanceに納得「東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法」(岩瀬大輔)

東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法
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著者は、東大在学中に司法試験に合格し、ハーバード経営大学院を卒業、ライフネット生命保険を企業した方です。

ちょっと前に読んだ本で、そのときの読後感は「あんまり得るところがなかった」でした。
最初の方に書いてある「自分を卑下した部分」が、学歴を全面に出したこのタイプの本によくある「痛さ」を感じました。

今回ブログに載せるために、パラパラっと線を引いた部分を打ち出してみると、なかなか面白い部分もありました。

特に、Planned Happenstanceの部分は納得できました。
確かに、僕自身の今までのキャリアも偶然の積み重ねで、「天職なんてない!」という意見に賛成です。

全体と部分の間を行ったり来たりして、本質を見つける

データを触っていると見えてくる
本質的なことは、小さくて膨大な数のデータやファクツ(事実)の中に埋もれている
神は細部に宿る

仕入れたものを自分の血・肉にするためには、しばらく忘れる

子供のころのキャラは変わらない

やると決めたら即座にやる、そして全力を尽くす

切り捨てる前に、食い下がってやってみる

30分考えて答えが出なかったら、誰かと議論しよう

弱点と目標を宣言すると仲間が増える

重要な決断ほど直感を頼りにする

計画された偶然性(Planned Happenstance)
天職なんて存在しない
キャリアとは偶然の積み重ねで、その都度チャンスと思うことに全力で向かっていく過程がキャリア
キャリアの8割は、偶発的な出会いや出来事に影響を受けている

Logic X Passion = Resonance

ゆっくり急げ

負けの99%は自滅「負けない技術」(桜井章一)

負けない技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」 (講談社プラスアルファ新書)
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著者は、「雀鬼」と言われ、20年間代打ちで無敗を誇った方です。
代打ちとは、大きな組織や会社の権利・大金を賭けて行う麻雀において、代理で麻雀を行うことです。
代打ちは負ければ「次がない」ので、本当の真剣勝負だったのです。

精神論の本です。
「勝ちにいくのではなく、負けないことが大事」というテーマで、勝負師を極めてゆくとこんな心境になるのかと感心しました。

負けることの99%は自滅
勝ちを求める人は、その動機や行動に自滅の要素を孕んでいる

ビギナーズラックは、難しく考えないことから来る
勝負は複雑にすればするほど負けに近づく

チャンスは運は風のように動いて、ほんの一瞬自分にくっつく

勝負に強い人、負けない人は、緊迫した場面でもリラックスしている
負けない人は、手の内を明かしても、その弱いところで戦える強さをもっている

固定観念をその都度消し去り「感ずる」ことを大切にしている人は変化に強い

得意技を磨くより、不得意を克服したほうがよい

和を乱す人は、「存在力」が弱い

真剣勝負に怒りの感情はマイナス
怒りは、被害者意識から来る
自分の中に加害者意識をもつ

チャンスと勝負所は別物
勝負所は、ピンチ中のピンチ、圧倒的に不利な状況のときに訪れる
負けない人は、勝負所に非常に強い

ミスをしたおもしろさを感じられるようになったとき、そのミスが生きる

普段から緊迫感の中に身をおく

勝負の中では、「この辺でいいか」と思った時のもうひと踏ん張りが大切

守るでなく、受ける

敵も味方

2009年10月24日土曜日

2009年癌治療学会総会(横浜)

パシフィコ横浜で3日間開催されていた癌治療学会総会に顔を出してきました。

さまざまな癌種を対象に、基礎研究、診断・治療・緩和ケアまで非常に多岐に渡っていて、その規模に驚きました。
がんに関する臨床的な学会としては、日本最大なのではないでしょうか。

研修医の同期に久しぶりに会えたのも、この学会の幅広さのおかげです。

2009年10月21日水曜日

科研費でバイトを雇う予定

科研費でバイトを雇う方向で話を進めています。
月に3回ぐらいを予定しています。

検査を手伝ってもらおうと思っています。
必要なら秘書的業務をやってもらうのもよいかもしれません。

これは、研究補助ももちろんですが、
・ 人を雇う練習
・ 研究費を使う練習
を兼ねています。

やっぱり、お金は使わないとうまく使えるようにならないんじゃないかと思います。

2009年10月19日月曜日

科研費を重複申請してみる??

科研費応募の季節になりました。
去年のデビュー戦の興奮が、今となっては懐かしいですね。
there is a WILL, there is a WAY: 平成21年度 科研費獲得への道

今は、若手研究Bの1年目で、もちろん来年度も継続する予定です。

そこで、重複申請が可能かを調べてみました。
すると、若手B継続の場合は、「特定領域研究」と「新学術領域研究」が重複申請可能のようです。

以下、コピペしてみます。

「特定領域研究」

我が国の学術研究分野の水準向上・評価につながる研究領域、地球規模での取り組みが必要な研究領域、社会的要請の特に強い研究領域を特定して機動的かつ効果的に研究の推進を図る
(期間3~6年、単年度あたりの目安1領域 2千万円~6億円程度)

「新学術領域研究」(研究領域提案型)

研究者又は研究者グループより提案された、我が国の学術水準の向上・強化につながる新たな研究領域について共同研究や研究人材の育成等の取り組みを通じて発展させることを目的とする
(期間5年、単年度当たりの目安1領域1,000万円~3億円程度)

研究課題提案型は、補正予算の影響で、今年度は新規募集せず

ともに厳しそうです。
今回は、諦めますか・・・
研究課題提案型なら、まだ可能性あったかもしれませんが・・

今年度は、私的な研究費助成に積極的に応募します。

クロール息継ぎで、疲労度が決まる

ここ数カ月は、週に1.5kmを2回、計2km泳いでいます。

最近、疲れやすいと思っていたら、クロールの息継ぎが影響していたようです。

以前の記事で書いたように、クロールの息継ぎを4かきに1回にしていました。
there is a WILL, there is a WAY: クロールの息継ぎ

それを苦しいときは、2かきに1回でもよい、と自己ルールを変更しました。
すると、泳いでいる途中も、泳ぎ終わってからも疲れが軽減されました。

血中酸素が減ると、乳酸でも貯まるのでしょうか??

2009年10月12日月曜日

「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」(加藤陽子)

それでも、日本人は「戦争」を選んだ
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star今を知ることが先では、今足元が崩れてきてる
star空気が支配する日本人の思考回路が理解できる本です!
star難しいからこそこのような内容の教育が国民向けに必要であるのでは

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久しぶりに「いわゆるビジネス書」以外の本を読みました。
本屋さんで、平積みにされていて、目につきました。

著者は、東大文学部の加藤陽子教授です。
大学受験では日本史を専攻し、明治~昭和の戦争に興味がありましたが、「何となく掴めない」という思いがあったために、この本を手に取りました。
この本では、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変・日中戦争、太平洋戦争の5つの戦争について、なぜ日本が戦争をしたのか、国内・海外の情勢から書かれています。
資料に基づいて客観的に書かれている印象です。

高校での5日間の講義をもとに書かれているので、説明がとてもわかりやすいです。
大人でも十分読み応えがあります。
この本を読んで、素直に「歴史は面白い!」と思い、高校時代にこんな授業を受けたかったです。

読んでいて衝撃的だったのは、胡適の「日本切腹・中国介錯論」(1935年)です。
中国が日本に2~3年負け続けて、米ソを引きこむ、というものです。
その予想通り、中国がなかなか降伏しないために、深みにはまった日本は米ソと戦い敗北します。

また、第一次世界大戦は日本とはほとんど関係ないと思っていましたが、大いに関係があったのですね。

歴史研究の醍醐味
「9・11テロ」と近衛文麿の「国民政府を相手とせず」は同質 
→ 全く異なるはずの国家に共通点
特殊の中に普遍を見る

戦争の目的
膨大な戦死者が出たとき、国家は新たな「憲法=社会契約」を必要とする
戦争は国家間の関係における「憲法=主権や社会契約」に対する攻撃
→ 戦争の目的は、相手国の憲法を変えること

日本と中国の関係
日本人と中国人にとって、戦争・争いはgive and takeの1つの形態に過ぎない
長い間、二国間の均衡をどちらがリードするか争われてきた

日本の植民地計画
安全保障の利益を第一目的に植民地を獲得

第一次世界大戦
日本は被害少なかったが、国家改造論「変わらなければ国が滅びる」
パリ講和会議は空前の外交戦(日本からも牧野伸顕、松岡洋右、近衛文麿、吉田茂などが参加)
1923年、日本はアメリカ(次いでロシア、中国)を仮想敵国に

満州事変・日中戦争
満州事変は、謀略で始まった作戦
日中戦争は、偶発的事件
石原莞爾の最終戦論: 世界最後の戦争は日米の航空戦
胡適の「日本切腹・中国介錯論」

太平洋戦争
アメリカが日本の南進に報復したのは、ドイツ戦で苦しいソ連を助けるため
太平洋戦争のために資金を貯めていた(1940年だと3割日中戦争、7割がまだ始まっていない太平洋戦争の準備)
真珠湾が無防備だったのは、海底スレスレまでしか沈まないように魚雷を落とす技術はないと侮っていたから
ドイツは共産主義を倒すため、中国との合理的な取り引きを捨て、日本と同盟した
戦死者の9割が最後の1年半で死亡
太平洋戦争は1944年6月のマリアナ沖海戦で決着が着いていた
1945年2月から民需関連株が上昇
敗戦時の人口の9%が引き揚げを体験

2009年10月8日木曜日

専門医試験を受けました

先日、臨床の専門医試験を受けました。
マークシート式ペーパーテストと面接・口頭試問から成る試験でした。

試験のために、2~3日間はちゃんと勉強しました。
受験してよかった点は、今まで耳学問だったことを系統的に整理できたことです。
今までの大量のインプットを整理し直し、アウトプットするよい機会になりました。

とは言え、試験というのは久しぶりで、終わったらどっと疲れて頭痛がしました。