2008年12月30日火曜日

部下は育てるな! 取り替えろ! !(長野慶太)

ビジネス書その2


部下は育てるな! 取り替えろ! ! Try Not to Develop Your Staff (光文社ペーパーバックス)

著者は、1965年生まれの対米進出コンサルタントです。
三井銀行、ラスベガスの法律事務所に勤めた後、起業。

表紙に焚書とあるように、過激な題名です。
その根底には「人は結局自分で育つもの」という信念があると思います。

以下、印象に残ったところ

・ イチローや松井を「俺が育てた」という打撃コーチはいない

・ 部下が殻を打ち破るさまを見守ればよい
→ 見る以上のことは出来ない

・ 上司の仕事は、会社がこの世界で勝ち残れるように采配をふるうこと
→ 部下を取り替えて、勝っていく

・ 3年までは育ててやらねば仕方ない

・ 総論が各論で否定されている
総論: ビジネスマンは英語が今後必須
各論: 上司は英語をしゃべらない

・ 自分で選んでいないノウハウは身に付かない

・ 部下をクビにする辛さを勘案した給料を会社は上司に支払っている
→ 「戦力外」をトレードに出してこそ上司

・ 今後、企業は企業の抱える人材の総合力で戦っていく

・ 態度の悪い部下はすぐに取り替えろ
→ 潜在意識によくない

・ 説教は他人にさせ、涼しい顔で茶を啜れ

・ 口は悪いが、ロジカルな社員こそ大切にしよう

・ 優秀な上司は「作業ボリューム」の把握がうまい

・ 部下のモチベーションには、深く深く真剣勝負で関与する

・ 酒は妻と飲め、部下と飲むな
飲み会は業務の一環ではない
飲むなら奢れ
酒の力でしか出ない本音は、聞く必要のない本音である

・ 「エグジット・インタビュー(退社面接)」で情報王に

・ とにかく褒める
褒めるところのない部下はいない
具体的な根拠を示して褒める
褒めるネタの鮮度にこだわる →すぐ褒める
叱る量の倍は、褒める

・ 金曜日にピザ効果的

・ 注意と警告
注意: まわりに聞かせてもよい
警告: 個室で1:1、もしくは文書にする

・ 期限は言わせる

・ ランチミーティングの勧め

・ 休暇に出社する部下は追い返せ
他の部下が休暇に罪悪感をもつ

・ 会社を辞めるときは、overqualified(資質過剰)と考える
自分が成長したことによって、もう会社としては雇いきれなくなった状態

・ 夢を諦めない人からだけ、革命が生まれる

2008年12月29日月曜日

知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎(浅井建爾)

社会・歴史・世界情勢


知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎 (じっぴコンパクト)

ブックオフで400円で売っていたので、買ってみました。

以前、国境についての雑学の本を読みましたが、その国内版のような印象です。
精進すれば大迫力!: 「教科書には載っていない!ワケありな国境」(武田知弘)

前々から気になっていたことの理由や雑学が手に入り、なかなか面白かったです。
「県境の謎」の多くは、廃藩置県後に政府が強引に県の統廃合を行った結果のようです。

<雑学>

・ 廃藩置県で3府302県に
→半年後には、3府72県に

・ 廃藩置県後に誕生した藩=琉球藩
7年間存続

・ 県名に旧国名は1つもない
明治政府の新しい国家をつくる意思

・ 横浜、神戸のルーツは、神奈川、兵庫であり、それが県名になった

・ 堺県と大阪府に合併され奈良県が11年間消滅

・ 四国には愛媛と高知しかない時代があった
香川県が全国で最後に誕生

・ 当初、東京府はすごく小さかった
東京23区の20%以下

・ もともとは徳島県だった淡路島

・ 伊豆は静岡県にはなりたくなかった
東京や神奈川との方が密接な関係

・ 三多摩はもともとは神奈川県

・ 伊豆諸島は東京とのつながりが強く、軍事上も重要であったため静岡県から東京に移管

・ 県境に建つ旅館 = 杖立観光ホテルひぜん屋

・ 日本一の和歌山県の飛び地
三重県と奈良県の間にある北山村と旧熊野川村

・ 飛び地は結構ある
幕藩体制では藩と飛び地がいたるところにあった
→ 現在の飛び地はその名残り

・ 県境・市町村境ともにすべて確定しているのは、たったの9県のみ

・ 富士山の山頂は、浅間大社のものだが、県境未定地

・ 南方四島(今は無人島)は、東京都の直轄地

2008年12月28日日曜日

水泳で重宝しているスイムタオル(ミズノ)


最近、スイミングにセームタオルを重宝しております。
セームタオルとは、非常に吸水性の高いタオルです。

水泳の途中休憩でプールサイドに上がったときも、水や汗を即座に吸ってくれます。
ある程度吸水したものは、雑巾のように絞ると、またすぐに吸水します。

僕はミズノ製品を使っています。
サイズは、34x44cm(1260円)と44x68cm(2100円)の2種類あります。
個人的には、背中も拭ける大きい方のサイズがオススメです。

パズルの天才


2歳3か月の娘はパズルの天才かと思えてきます。

3枚の絵のある機関車トーマスのパズルをもらいました。

その3枚のパズルを全てばらして、ごちゃごちゃに混ぜても、即座にパズルを正確につくることが出来ます。
また、このピースはこの絵のものではない、と即座に判断できます。

基本的には、ピースの形状よりも絵柄でピースを嵌めているようです。

即座の判断は、病理医の癌かどうかの一瞬の判断に似ている気がします。

2008年12月26日金曜日

クリスマスのプレゼントにガウンをもらいました


クリスマスのプレゼントに妻から茶色のガウンをもらいました。
そうそうこれが欲しかった!という感じです。

風呂上りに着ていますが、温かくてよいです。
これで風邪をひかないようになればよいのですが。

娘には「じーじ、みたい」と言われました。

2008年12月24日水曜日

娘へのクリスマスプレゼント

子供がクリスマスのプレゼントをいっぱいもらっています。
本当に幸せなことです。

ちょっと前には「ぽぽちゃん」をもらい、お世話しています。
ぽぽちゃんと遊ぶと、本当かどうかわかりませんが、プロラクチンが出るそうです。
まだ脱がすことはできても、着せることが出来ません。


明日の朝は、枕元に下記を置いておく予定です。
・ ピンクのお菓子ボックス
・ ピンクの長靴
・ 絵本
・ クラシック入門CD

今年のクリスマスは、12月に入ってすぐにもらったツリーを飾り、クリスマスソングをかけ、用意万端でした。
こんな風にクリスマスを堪能したのは、子供の頃以来すごく久しぶりのような気がします。

2008年12月10日水曜日

祝!ブログ記事300エントリー!

ブログの記事が300に達しました!
200記事から、約3か月で達成です。

精進すれば大迫力!: 祝!200エントリー!
精進すれば大迫力!: 祝!100エントリー!
精進すれば大迫力!: ブログ・デビュー

アクセス解析では、1日あたりVisit 50人、Page view 100ぐらいに増加しています。
やはり記事の増加により、アクセスしてくれる人も増えるようです。
200エントリー時の記事で書いた目標も達成できました。

精進すれば大迫力!: アクセス解析を始めてみました(NINJA TOOLS)

効果的解熱法「布団サウナ法」

2日間ほど、気管支炎(自己診断)で寝たきり状態でした。
褥創ができなかったのが不思議なくらいです。

精進すれば大迫力!: 緊張の糸が緩み、ひどい風邪をひいています

効果的な解熱方法を編み出しました。
名付けて、「布団サウナ法」。

方法は簡単。
布団にくるまって、暑くなっても四肢を出したりせず、ひたすら汗をかく。

どこまで我慢できるかが重要です。
正直かなりの忍耐力を要します。
Tシャツを着替えるくらいまで汗をかくと、解熱します。

今朝試したところでは、この方法だけで2時間で36.9度から36.5度まで0.4度解熱しました。

2008年12月8日月曜日

緊張の糸が緩み、ひどい風邪をひいています

2週間ぐらい風邪をひいています。
特に、ここ数日はひどく、今日もほとんど寝たきり状態でした。

今年の秋は非常に多忙で、12月初めにやっと一息つけたところでした。
人間、緊張の糸が緩み、ほっとすると風邪をひくようです。
オーバーワークがたたったのかもしれません。

そんな訳で、スイミングを始めてから初めて、2週間連続で休んでしまいました。
次回は、どれぐらい体力が落ちているか心配です。

2008年12月6日土曜日

レバレッジ時間術(本田直之)

ビジネス書その1


レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)

この本も1年前に読んだ本です。
この本を読んでから、「忙しい」とはなるべく言わないように心掛けています。
また、昼寝も欠かさず、するようになりました。

以下、印象に残った部分です。

● ホワイトカラー・エグゼンプション
残業代ゼロ法案というが、
→「労働時間に対して賃金を払う仕組み」から「成果に対して賃金を払う仕組み」への転換

● 「忙しい」と言わない、をルールに
「忙しい」と言う人に限って、傍から見ると仕事量も多くなく、成果も残していない
人が「忙しい」と感じるとき、まだその10倍の仕事はこなせる
「忙」という字は、「心を亡くす」

● 時間を投資 →時間資産をつくる
=時間にレバレッジをかける
1/4の時間で仕事ができるようになると、残り3/4も仕事に充てれば4倍の成果が上げられる
「仕組み」をつくる (病理報告書のルーチンをテンプレートにできないか)
例)ブラインドタッチのマスター

● レバレッジ・スケジューリング
三本柱
①俯瞰逆算スケジューリング
②時間割:4つのカテゴリーに分け、インプットの時間をまず天引き
  ・インプット:時間投資
  ・アウトプット:
  ・生活
  ・プライベート
③タスクリスト

● 習慣化
ルーチンワーク化することは無意識化すること
繰り返すことで体が覚え、苦にならない
こういう状態を「集中している」と呼んでいる
面倒なこと、苦手なことほどパターン化させると、ストレスをためずに処理できる

● トレーニング
健康づくり、ダイエット、心身リフレッシュにとどまらず、
ビジネスパーソンに必要な判断力、発想力を養うのに重要な自己投資

● 「100点が必要な仕事」と「80点でスピード勝負の仕事」
「100点が必要な仕事」は多くはない

 「ビフォー9(午前9時前)」の使い方で人生が変わる
アメリカで、朝5時半に起きてホテルのジムに行くと、ほぼ満員だった
朝1~2時間早く起きることは、人生を変えると言っても大袈裟ではないほど、大きな資産を生んでくれる「時間投資」

 「15分昼寝」
15分から長くても30分がよい
それ以上長く眠ってしまうと、睡眠段階が深くなりすぎて、起きた後完全に覚醒して作業効率が元通りになるまでに時間がかかる
昼寝前にコーヒーを飲む
→カフェインの覚醒作用は、飲んでから30分後ぐらいに効き始める

● 週末もパターンを変えない
体にとって重要なのは、睡眠時間の長さではなく、リズム
朝寝坊は、その場は実に気持ちがいいが、すぐにしっぺ返しが数倍になって返ってくる

● 休日はしないことを決めておく
「仕事」はしない
自分の都合でスケジュールを変えられない予定は、休日には入れない
家族の都合に合わせて動けるようにしておく
読書、執筆は始めるのも、切り上げるのも自分の意思でコントロールできるので、休日でも積極的にしている
→これらは、「仕事」というより自己投資

● KSF(Key Success Factor)
=鍵となる成功要因
「やらないことを選択する」=「KSFを見つける」
大学受験で、まじめな秀才が不合格になる一方、大して勉強もしていない生徒があっさり合格する→KSFを見つけているか否かの違い

● 返答は即座に
無駄なことを切り捨て、自分でなくてもできることは人に任せ、最後に残る重要な仕事は「意思決定」
=経営者の唯一・最大の仕事

●携帯電話向け「リモートメール」
Fonfun
月額210円

2008年12月5日金曜日

いいアイデアを得て実現するための「考具」(加藤昌治)

ビジネス書その2


考具―考えるための道具、持っていますか?

1年前に読んだ本です。

アイデアの定義に目から鱗が落ちました。
アイデアは0から1を生み出すことではない、のです。

つまり、いいアイデアを出すには、既存のアイデアをいっぱい知っていた方がよいということです。

<アイデア>

・定義
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
アイデアは企画の素

・量が質を生む
既存のアイデアはたくさん知っておいた方が有利
下らないことでも紙に書く
ポストイットの活用
ちょいメモ: 頭の中にあるものを外に出す作業(Enterキーを押すようなもの)、カラフルに
アイデアマラソン: 自分が生み出したアイデアをノートに書いてゆくだけ
 通し番号、マラソンをスタートした日からのギャップを計算

・右脳を使う
ちょっと違うだけでも、1つの立派なアイデア
ポストイットにネタ素を書き出している最中にいいことを思いついたら、即そっちに取りかかる

・読書:世の中の情報を凝縮したもの
誰かが必死になって研究してきた成果をその何百分の一の時間で取り込むことができる
読書することは、疑似体験すること
読書の定義を変える: 1冊の本で意味のある重要な部分は、たったの4~11%
単行本は1日200冊刊行、雑誌は4500種類ある
フォトリーディング

<企画>

・定義
企画とは、アイデアをフィージビリティスタディしたもの
フィージビリティスタディ=実現可能性を確認、裏取り

企画書は、読んだ人がビジュアライズできるかどうかが重要
絵にならないものは、企画として成立しない
見栄えに時間を費やさない

2008年12月4日木曜日

竹中式マトリクス勉強法(竹中平蔵)

ビジネス書その2


竹中式マトリクス勉強法

小泉内閣で大臣を務めた竹中平蔵さんの勉強に関する著書です。
基本的には、ありふれたことが書いてあります。
マトリクス勉強法と銘打ってありますが、マトリクスが出てくるのは最初だけです。

以下、印象に残ったところです。

武器としての勉強
・人生を戦い抜く
・人間力を鍛える、人と人を結ぶ
到達点の有無による勉強
・天井あり →資格試験
・天井なし

努力できることが才能である(松井秀喜)
"You can do it!" "Yes, I can!"

常に目標は2つ持て
直近の目標とビッグピクチャーの2つ
「夢を見ながら耕すヒトになれ」

メモを持ち歩け
財務省エリートのメモ術

時間は作るもの
宴会を抜け出す名人
本当に重要な情報は人が握っている
「残業するほど暇じゃない」
ビジネスパーソンは仕事の責任範囲や人間関係が増えるにつれ「自分時間」が減る
日曜日は1週間の始まり

人と群れるな
バカは何人寄ってもバカである

自分のためにカネを使え

よく寝よ
目が悪くなると勉強の効率が下がる
1つのことをクリエイトする作業(原稿・論文の執筆)は夜が向いている
細々とした作業は朝が向いている

今後、日本は入試歴社会から学歴社会、肩書き社会になる
ハーバード大学医学部入試はリーダーとしての適性を測る

まず自分の針箱を整頓しろ

耳学問で得た知識は、応用が利かず断片的
物事の本質を習得するには、自分でまとめる必要がある

「英語のうまい日本人」の英語を真似ろ

人は非連続的に成長する

「庭師と植物学者は違う」(経済学者ポール・クルーグマン)

こだわりを持つことが、アイデンティティ

勉強上手は、聞き上手

できない経験は進んでしよう!

誰と働くかにこだわろう!
仲間は"exclusive"の感覚で取捨選択すべき

「鳥は向かい風の中、飛び立つ」(谷村新司)

2008年12月2日火曜日

クリスマスツリーをもらいました


祖父母から孫へのプレゼントとして、クリスマスツリーをもらいました。
光ファイバーでできているのか、いろんな色に光り、すごくきれいです。

久し振りにクリスマスツリーを飾りましたが、なかなかよいものですね。
クリスマスムードが大いに高まっています。

2008年12月1日月曜日

カエルを食べてしまえ!(ブライアン・トレーシー、門田美鈴訳)

Eat That Flog!
21 great ways to stop procrastinationg and get more done in less time

ビジネス書その2


カエルを食べてしまえ!

下記のブログで紹介せれていて購入しました。
http://harvardmedblog.blog90.fc2.com/

「カエル」とは一番大きく重要なことで、真っ先に「カエルを食べる」ことを日課すべきという趣旨の本です。

れにしても、洋書の題名はどれも面白いですね。
この"Eat That Flog!"しかり、"Never Eat Alone"しかり。

以下は印象に残ったところです。

昇進を得るには、はっきりと目に見える成果が必要

目標を書き出すことが出来る人は3%

する必要がないことに精を出すことほど、つまらない時間の浪費はない

6Pの法則:Proper Prior Planning Prevents Poor Performance
前もっての適切な計画は、まずい結果を防ぐ

効率の原則:10対90のルール
前もっての計画に10%の時間を費やせば、実行する際の90%の時間が節約できる

人生とキャリアに影響を与えるわずかな仕事に多くの時間をかけ、重要でない仕事には時間をかけないようにしよう

長い目で見ることで、目先のことにとらわれて決断することがなくなる

敗者は「不安が解消される」ことをし、勝者は「目的が達成される」ことをする

最も苦手なことにこそ、全能力を注がなければならない

全てのことをする時間はないが、最重要なことをする時間は十分ある

あなたの足をひっぱているものの80%は、内面的なもの(素質・能力、習慣、鍛練、適性)
80対20の法則:パレートの法則 1895年

思い切って跳べ、そうすれば網があることがわかる

人の指図なしにやれる人は、2%のみ 
→こういう人たちはリーダーと呼ばれる

楽天主義者になろう
・どんな状況でもいい面を見つけようとする
・どんな挫折や難事にも教訓を見つけようとする
・どんな問題にも解決策を見つけようとする

あまり重要でないことは後回ししよう

移動時間、通勤時間は「時間の贈り物」

2008年11月30日日曜日

リーダーになる人の たった1つの習慣(福島正伸)

ビジネス書その1


リーダーになる人の たった1つの習慣

本屋で見かけて、「リーダー」という単語に魅かれて購入しました。

赤字のカラオケ店三店を武田、五十嵐、間宮の3人が黒字化を目標に店長として店を任される物語です。
さらっと読めますが、珠玉のことばの数々が重いです。

成功者から学ぶことは、うまくいかなかったことをなぜ諦めなかったかということ

私たちは毎日、未来の種を蒔いている

すべては自分から始まる

無駄な努力はない。成果は出ずとも成長している。

上司はまず自分から動く
部下が動かなくても、自分から動く

上司は仕事を楽しむ
部下が仕事をしたくなるぐらい楽しむ

謝する成功者はいるが、他人のせいにする成功者はいない

部下が動いてくれなくても、上司は部下を信じ、そして自分を信じて行動し続ける

人を動かすのは恐怖、人を育てるのは尊敬

人を育てるというのは、人をやる気にさせること

一緒に働く仲間は、一生涯の仲間として付き合う

変わらないものほど、変わるときには大きく変わる

二股の道、どちらに進んでも、その先はまた二股の道、夢を忘れなかった者だけが夢にたどりつく

どん底からドラマが始める

人はあらかじめ、どこで諦めるかを決めている

諦めない限り、人生には成功しかない

夢は、すべての過去に意味を与える

人を変えたければ、その人を感動させ、一緒に感動する

満足感しか知らない人は変われない
感動を知って自分が変われば、全てが変わる

今の心の状態は、今の人間関係を映したものである

悩んでいる時間が長いほど、抜け出たところには強い信念が待っている

本当の戦略とは、みんなが勝つ戦略である

信頼できる仲間がいれば、乗り越えられない困難はない

どんな仕事だっても、そこから得られる最高の報酬は感動である

競争は仲間同士でするものではなく、昨日の自分とするもの

2008年11月28日金曜日

データ管理が研究の根幹を成す

予後因子を出すために、多変量解析を専門家にお願いしましたが、その元データが間違っていました。

データはExcelで管理しています。
デジタルデータでは、なかなか間違えに気付かないものです。

Excelではちょっとキーボードに触って間違った数字を入れる心配や、ソートしたときにデータ全体がソートされておらず一部だけが入れ替わっていたり、と危険がいっぱいです。

データの取り扱いというのは、研究の根幹をなすものなので、本当に細心の注意が必要ですね。

専門家の時間も自分自身の時間も大いに浪費してしまいまいた。
この時間も勉強と思い、二度とこんな過ちはせぬようデータの管理方法を勉強しようと思います。

2008年11月23日日曜日

モミジが美しかった福知山

京都府北部で最大の福知山に行ってきました。
北近畿号に乗りましたが、途中山の紅葉がピークで美しかったです。

ちょうど福知山マラソンの日でしたが、町は混んではいませんでした。

福知山城に上りました。
上るのは、ちょっとした坂道になっていますが、モミジが真赤で絵になります。
石垣は、穴太積み(あのうづみ) という自然の石をそのまま積み上げたような方法です。
現在は、日本で滋賀県の粟田建設しかやっていないそうです。
城の中は、現在の建物で、天守閣からは周囲が見晴らせます。

この時期、京都北部は紅葉を見るのに穴場なのかもしれません。
帰りに、大江の鬼饅頭を買って帰りました。

京都の長楽館で結婚パーティー

京都の長楽館 (チョウラクカン)で結婚パーティーがありました。
八坂神社のすぐ近くです。

この紅葉の季節、京都はすごい人でした。
タクシーに乗っても、車が渋滞でしていて、すごく時間かかりました。
着いたのは、開始時間ぎりぎりでした。

2階ワンフロアの貸し切りの立食形式でしたが、かなり狭かったです。

今回思ったのは、結婚パーティーで一番大切なことはホスピタリティですね。
「わざわざ来てくれてありがとう」、「他でもない"あなた"に来てもらえてうれしい」というのが各出席者に伝わるのが、よいパーティーだと思います。
出席者全員に挨拶として上記を言うよりも、各人に直々に言って伝える方がよいと思います。

また、医者の結婚の時期は、大きく3つに分かれるような気がします。

今は研修医制度が以前とは変わっていますが、
① 大学卒業~研修医 24~26歳
② 一次出張終了の頃 27~28歳
③ 大学院もしくは専門医取得の頃 32~33歳

このうち、②が一番多い気がします。
今回で、③が終了しそうなので、今後は結婚式に呼ばれることも散発的だと思います。
精進すれば大迫力!: 京都で研修医同期の結婚式

2008年11月20日木曜日

初めて英文論文の査読を依頼されました

初めて英文論文の査読を依頼されました。
自分が書いた英文論文に対するLetter to Editorの査読で、トルコからの投稿です。

自分が書いた論文を違う国の人が読んでレスポンスしてくれた、といのはうれしいことです。

また、初めて評価する側に回るので、投稿論文がどうやって査読されているのかという勉強にもなりそうです。

投稿論文の参考文献を取り寄せて勉強しようと思います。

2008年11月18日火曜日

依頼原稿が1週間遅れで完成!

依頼原稿が完成しました。
今回は、期限から約1週間遅れになってしまいました。

遅れた理由は2点。

・ 科研費申請→学会口演とエフォートを割くべき課題が多かった
臨床に加えて、エフォートを割くべきことをするときは欲張ることはできません。
1つずつ片づけているうちに遅れてしまいました。

・ 漠然としたテーマで書きにくかった
1つ目よりこちらの方が理由としては重かったです。
お題が具体的ではなかったので、まず書くテーマからこちらが決めなければなりませんでした。
出版社も、もうちょっとゴールをしっかり明示して欲しかったです。

とりあえず肩の荷が1つ下りました。

2008年11月10日月曜日

医療破壊(週刊東洋経済 2008年11月1日特大号)


週刊東洋経済の「医療破壊」を読みました。
近頃話題の「医療崩壊」ではなく、「医療破壊」です。

大辞泉で調べると、
崩壊: くずれてしまうこと、こわれてしまうこと
破壊: こわすこと、こわれること

おそらく、医療は研修医制度とか何とかで自然にこわれたのではなく、行政などの無策によってこわされたのだ、ということでしょうか。

副題は、「消える病院、命を落とす医師、さまよう患者と家族」です。
内容は、副題の通りです。
細かいところで、問題はあるのかもしれませんが、医師として読んでみて、概して共感できました。

医師は、本当に酷使されています。
自分の研修医とその後の下っ端時代を思うと、「よくあんなことしてたな」というのが正直な感想です。
当時は当然と思っていましたが、明らかに労働基準法違反です。
でも、今となっては、あの過酷な時代を耐えれたというのは、自信になっているのですが。

久しぶりに医者らしいこと:子供の肘内障を整復

娘(2歳2か月)と遊んでいて、右腕を引っ張った際、肘内障になってしました。
昔取った杵柄で、整復することができました。

左手でとう骨頭を抑えながら、右手で前腕を回外し肘を屈曲させました。
すると、クリック音が感じられ、整復成功です。

整復後は、泣きやみ患肢をすぐに動かし始めました。

この年齢の子供は、pulled elbowに要注意ですね。

それにしても、すごく久しぶりに医者らしいことしたなあ。
夜中に救急にゆかずに済みました。

2008年11月6日木曜日

乳離れ挑戦中

2歳2か月の娘が乳離れに挑戦中です。
11月に入り、突然「パイパイやめる」と言い出してから、断乳中です。

今まで夜は添い乳で寝ていたので、それがないと落ち着かないのかなかなか寝付けずう、ろうろしています。
子供なりに頑張っているのがよくわかります。

この調子でいけば、成功しそうです。

2008年11月4日火曜日

代々木公園でピクニック


代々木公園にピクニックに行きました。
代々木公園は、もともと陸軍鍛錬場があった所で、東京オリンピックのときには選手村となっていました。

明治神宮と隣接していて、かなり広いです。
23区内では4番目に広いらしいです。

曇っていて肌寒かったのですが、子供が元気に遊び回れてよかったです。

2008年11月3日月曜日

はじめての課長の教科書(酒井 穣)

ビジネス書その1


はじめての課長の教科書

以前、酒井穣さんの最新著書をこのブログで取り上げたら、早速コメントが入っていて本当に驚きました。
精進すれば大迫力!: あたらしい戦略の教科書(酒井穣)
ちゃんとチェックしていてコメントまで入れる、すごい人ですね。
コメントを入れてくれた著者の方は初めてです。
ちょっと感動して、即座にこの本も注文した次第です。

この本は、中間管理職のバイブルと言えるような本です。
とてもよくまとまっていて、中間管理職になる前に読んでおいて損のない本です。

医師の世界では、課長というのは、どれぐらいのポジションでしょうか。
これはなかなか難しい問題です。
内科や外科のトップは、「部長」でよいでしょう。
医長は「係長」でよいでしょう。
これらに対して、「課長」に相応するポジションは、なかなかしっくりくるものがありません。
病院の規模や医者の数によるでしょう。
病院によっては、消化器内科部長や心臓外科部長も「部長」に入るでしょうし、「課長」止まりかも知れません。

はじめに
キャリア形成におけるボトルネック
一生に一度は、課長に近い立場で仕事をするチャンスが来る
日本の組織は、三元論: 経営者、中間管理職、末端社員
→日本型ミドル・アップダウン
課長や係長のような他の中間管理職より難しく重要
野中郁次郎のナレッジ・マネジメント理論(日本初のマネジメント理論)

課長って何?
現場のリーダーかつ最下位の管理職
構成員10名以上の組織の長、または二係以上の係を統括
予算管理に実質的な責任をもつ管理職の中では最下位ポジション
経営者と直接仕事の話ができる最下位ポジション
法的にも管理職と認知される最下位ポジション
部下の業績や能力を評価(査定)できる最下位ポジション
係長→課長:キャリア形成の大きなひとつの山
現場の知識では、部長は課長に全く歯が立たない→「責任は俺が取るからあとは自由にやれ」というスタンス
課長はマネージャー寄りで、経営者はリーダー寄りに位置する
最重要の仕事=部下のモチベーションを管理する
→モチベーションと業績には深い相関がある
部下が「自分は会社に大切にされている」という実感をもって仕事に取り組めるかどうか
部下一人ひとりを徹底的に熟知する
課長は、今後「社内ベンチャー社長」になる
情報の重なりが少ない組織では、イノベーションが起こりにくい
組織の将来を担うエース級人材は、ルーチン・ワークだけをこなすのに相当苦痛を感じる
中間管理職は、ルーチン・ワークから逸脱する例外をすばやく発見し、バランスの取れた決断を下す
→その柔軟性が役職の権威を正当化する
ミドル・アップダウン(野中郁次郎):中間管理職は企業活動における知的創造の中心
→現場から「重要な現場情報」を引き上げ、それを「経営者が描いた大きなビジョン」を繋ぐために知恵を絞る

8つのスキル
1) 部下の失敗は、課長の失敗
課長が船から逃げるのは、部下を逃がした後、一番最後であるべき
2) 人前で部下を誉める
3) 人陰で叱る
人は自らを誰かに「変えられる」ことにとても強く抵抗する
未熟な人格は、叱られることを自分への人格攻撃と見なす傾向がある
4) 現場を観察し次を予測
動く回る管理職=MBWA: Management By Wandering Around
細かくチェックし、些細なことでも指示を出す=「マイクロ・マネジメント」→×
教育をしたら、部下を信頼し、思う通りに仕事をさせる→◎
現場で「熱(ホット・スポット)」を感じる
5) ストレス管理
ゾーン1:ストレスが低すぎる →意気消沈、退屈
ゾーン2:ストレスをかけるほどパフォーマンスが上がる →満足、元気バリバリ
ゾーン3:ストレスをかけるほどパフォーマンスが下がる →現実に疑問、ラジカルな状態
→ただし、イノベーションが起こるゾーンでもある
ゾーン4:ストレスが多すぎる →事故・ミスの可能性、モラル低下
6) 部下をコーチング
問題の答えはその人の中にこそ存在する
アドバイス、指示、提案は禁忌
7) 仕事のアレンジ
フロー体験=熱中している状態
8) オフサイト・ミーティングでチーム結束
立場・肩書きなし

3つの非合理なゲーム
1) 予算管理
全ての数値目標に説得力のあるストーリー
予算とは約束、一度決まれば100%達成
2) 人事評価
本質的テーマ
・有限なカネとポジションをいかに従業員に割り振るか
・割り振った結果をどのように納得させるか
低い人事評価の理由をくどくど言わず、今後期待していることやスキルアップの機会を提案し勇気づける
3) 限られたポストと予算をめぐる社内政治
社内政治は仕事に必要な技術
誰がキーマンか
いたるところで政敵を誉める
自分がキーマンになることを目指す

避けることが出来ない9つの問題
1) 問題社員が出現
経営者や人事部は課長がどう対処するのか見ている
Cクラス社員にもこなせる仕事を見つけて与える
ただ、25人に1人は良心を持たない
2) 部下が「会社を辞める」と言い出す
部下の退職は上司の責任
課長が部下からクビを宣告されるに等しい
優秀なニワトリは、エサの中から栄養価の高い上等な部分を食べ、他のニワトリと比較にならない力を付ける
Aクラス社員が本当に会社を辞めるのは、上等なエサがどこにもないとき
Aクラス社員は、能動的に自らが原動力となれる仕事を常に探している
→そういった仕事をAクラス社員に与えられるかが課長としての重要なチャレンジ
3) 心の病にかかる部下が出現
メンタル・ヘルスの基礎を学んでおく
4) 外国人の上司・部下を持つ
5) ヘッドハンターから声がかかる
転職後は、「前の職場では~」は禁句
6) 海外駐在を求められる
帰国後のポストの保証はない
7) 違法スレスレの行為を求められる
「収益の質」を常に問う態度が大切
8) 昇進させる部下を選ぶ
必ず「本物」を昇進させる
・会社全体の利害を考えて、会社を成長させることができる人物
・無私に優れた仕事をすることが出来る人物
「本物」は生意気、無礼でかわいげがない人材であることが多い
9) ベテラン係長が言うことをきかなくなる
自らを権威付けする
・社内ネットワークの広さをアピール
・「階級の違い」を誇示
・社会的な証明を得る

課長のキャリア戦略
ビジネスの世界はすべて二種類のコインで支払われる
すなわち、現金を経験
まず、経験をとること、現金は後からついてくる
リーダーシップの本質=価値観や雇用形態を越えて、多くの人から「この人と一緒に仕事をしたい」と思われること
1) 自らの弱点を知る
負けパターン
怒りに任せて行った判断は、怒りの解消が目的になってしまい、合理的なものにはならない
特に、怒りに任せてメールを書かない
2) 英語力
2050年には世界の半分が英語を話せる
英語圏のネットは、日本語圏の10倍
最も使われる英語は、ブロークン・イングリッシュ
3) 緩い人的ネットワークを幅広く形成
コネの80%は「弱い絆」
4) 部長を目指す
部長は、年収が人材市場での価値より高くなる
→転職で給与が下がる典型的地位
事実上の「あがり」
5) 課長止まりのキャリアを覚悟する
課長の失業はスキル不足が原因ではない
6) 社内改革のリーダーになる
最も強い者でなく、最も賢いものでなく、変化できる者が唯一生き残る(ダーウィン)
7) 企業を考える
8) ビジネス書を読んで学ぶ
「良書」を選択的に読む

2,000m泳げるようになりました!

やっと2km泳げるようになりました。
着替えと途中の強制的な休憩を除いて、だいたい1時間15分ぐらいでしょうか。

さらに、バタフライも50m休まずに泳げるようになりました。
バタフライのコツを自力で掴みました。
両手を入水させるときに、頭をぐいっと水中に入れることです。
そうすると、うねりが出て、リズミカルに泳げます。

泳ぐとエンドルフィンが出るのか、とても気持ちよいです。
リフレッシュ出来ます。

2008年11月2日日曜日

研究者が仕事をする上で知っておくべき10の原則(島岡 要)

ハーバード大学医学部留学・独立日記に載っていました。
今まで何となく思っていたことが、文字になっていて驚きました。
確かに、本当に、この10の原則の通りです。
暗黙知が形式知になりました。

研究者が仕事をする上で知っておくべき10の原則(島岡 要)


1. 興味を持てる分野を発見する
「好き」よりも「強い」を優先

2. 最初は自分で学ぶ
20/80ルール:人の評価の80%は、その人の業績のトップ20%で決まる
自分の業績のトップ20%に関する仕事に時間を最大限割り当てる

3. 師匠をもつ
大学院以上の高等教育においては、本当に重要な学びは、師匠-弟子という非常に個人的なレベルで起こる

4. 現場で恥をかく
いずれ皆一度は恥をかくので、できるだけ早く現場に出て若いうちに十分に恥をかこう

5. 失敗を恐れつつも、挑戦する
「失敗を恐れずに挑戦する」でなく、「失敗を恐れつつも挑戦する」

6. 自分の世界で一番になる
ポジションが人をつくる
お山の大将になり、リーダーとしての風格を身につけよう

7. 研究者としての自信を付ける
お山の大将になったら、成功者としての自信をつけよう
→これはいずれ打ち砕かれるが
人生を振り返り、今までの出来事をあたかもこの成功のためにあったかのように繋ぎ合わせ、サクセスストーリーを作ろう

8. 井の中の蛙であったことに気づき、打ちのめされる
サクセスストーリーを語っていた自信過剰の「私」はいつかは打ちのめされ、どん底を経験する運命にある
どん底から這い上がる過程で価値観が大きく変わるかもしれない
人生の大きな目標は変わらなくとも、アプローチは変わるかもしれない
どん底から這い上がるきっかけは「メンターのアドバイス」「仲間や家族の助け」「本の中の言葉」「体を鍛え、内因性エンドルフィン分泌量をあげる肉体改造」などです

9. 全てを知ることはできないことを理解する
傲慢さは、どん底から這い上がる過程で、謙虚さというエレメントを身に付ける

10. それでも、自分の見識を披露する(謙虚ではあるが臆病ではない)
自分の作品や研究は、周りとの関係においてのみ存在し、意味や価値を見いだされるということを常に念頭に置き、謙虚ではあるが臆病ではない、高いクオリティーやオリジナリティーを追求するが完璧主義者ではないという現実的な姿勢を貫こう

国立昭和記念公園でコスモス鑑賞


立川基地の一部に造られた昭和記念公園に行ってきました。
初めて行きましたが、広くて、池があったりバーベキューコーナーがあったりと充実した公園です。
ドッグランのコーナーがあるためか、犬を連れた人も多かったです。

この時期、ちょうどコスモスが満開でした。
白、黄色、赤紫色といろいろな色があるのですね。
ちょうど食事コーナーのところに、五浦ハムがもくもく煙を立てながらハム焼きを作っていました。
母と娘と思われる2人でやっていて、行列が出来ていました。
ハム焼きは、1本500円で、ボリューム満点、ジューシーでおいしかったです。
500円は安いと思います。
並ぶ価値は十分あります。

五浦ハムは、ちょうど夏休みで行った北茨城にあるようです。
親近感がわきました。
精進すれば大迫力!: 北茨城に家族で旅行しました(北茨城・いわき)

もうちょっと子供が大きくなっても、十分楽しめる公園でした。

2008年10月29日水曜日

研究者側の科研費の電子申請が完了

ブログ内リンク集: 平成21年度 科研費獲得への道、その後の3年間

研究者側の科研費電子申請が完了しました。
最後の最後まで、事務方の指摘箇所の修正が必要でした。

あとは、内定することを祈って、4月まで結果を待つのみです。

今回初めて研究費の申請をしましたが、勉強になりました。
やはり、自分のしたいことについては、自分でおカネを取って来るという自立心が芽生えました。

また、研究計画の立て方も勉強になりました。
今までは適当に臨床研究を始めて、結果が出てから目的を後付けすることもありましたが、それではロクな研究になりません。

今後は、研究費獲得にどんどんチャレンジしていきたいです。
もっと早くからチャレンジしたらよかったです。

2008年10月28日火曜日

一生モノの人脈力(キース・フェラッジ タール・ラズ 訳 森田由美)

ビジネス書その1


一生モノの人脈力

1年ほど前に読んだ本です。
英語のタイトルは"Never Eat Alone"で、とてもキャッチーです。

確かに人脈は、学歴や経歴を超えるものだと思います。
本田直之さんの「レバレッジ人脈術」にも同じこと書いてあったのを思い出しました。

以下、読んでいて、心に残った部分です。
自分が足りないことばかりです・・・

輝かしい学歴も華々しい経歴も“良い人脈”にはかなわない!

● 人脈は筋肉と同じ、使えば使うほど強くなっていく
職業的地位の高い人はお互いに助け合っている
自分の成長を手助けしてくれる人がいないのも、貧しさのひとつ
「自分でがんばる」のは大まちがい
自分から進んで他人に助けを求める必要がある
自分が得た以上のものを相手に与えよう
誰かを助ければ、きっとその人もあなたを助けてくれる
リーダーとしての評価は、チームの業績や部下の仕事ぶりによって決まる
部下が私のために働いているのと同じように、私も彼らのために尽くさなければならない
「メトカーフの法則(Metcalf’s law)」:ネットワークの価値はユーザー数の二乗に比例

● 人脈は必要になる前に築いておくもの(保険と同じ)

● 人脈づくりに下調べは欠かせない
発対面の会話の目的は、行きずりの出会いを友情に発展させること

● なかなかアポがとれないとき
自分のしつこさを詫びるのはよくない
何事もなかったかのように本題に入り、相手に気まずい思いをさせない
面識のない相手に電話するときは、必ず業務時間外にかけるようにする

● Never Eat Alone
引きこもってはいけない
スケジュールが許す限り、会議・イベント・付き合いの場に顔を出そう

● フォローアップが鍵
フォローアップでは、あなたが相手のためにしてあげられることを強調する
ポイント
・必ず感謝の気持ち
・相手とかわした会話の内容に触れる
・約束を文字にして確認
・相手に会った後できるだけ早く送る
・紹介者にも感謝を伝える

● スーパーコネクター
どうやって就職先を見つけたか
・56% 個人的なコネ
・19% 求人広告などの正式ルート
・10% 直接企業に応募
「弱い絆の強さ」:顔見知り程度の知り合いの方が、人脈としては大切
「世界は6人でつながる」:スタンリー・ミルグラム 1967年 大半がある特定の人を経由→スーパーコネクター

● 「ジョハリの窓」:心の窓
内向的な人はあまり開けておらず、外交的な人は大きく開けている
自分と相手が同じぐらいの窓の開き具合であれば、コミュニケーションが円滑に進む
ビジネスの場で確実に目立つのは、ありのままの自分をさらけ出すこと、特に弱み

● ピンギング:さりげなく短い挨拶を送る
「成功の80%は、とにかく顔を出すこと」(映画監督ウッディ・アレン)
人脈のランクわけ
・プライベート
・顧客
・見込み客
・重要な仕事相手
・憧れの人
誕生日は特別な日と刷り込まれている→誕生日にピンギングが効果的

● この人とランチを食べたいか?
「エアポート・クエッション」
人間は好きな相手と仕事をするだけでなく、自分を高めてくれそうな相手を選ぶ
アイデアを出す仕事だけは、アウトソーシングできない
専門家になりたいのなら、まず自分が教える立場になろう
ネットワークにとって貴重な存在となるために、
①最先端の情報を仕入れ、トレンドとチャンスを分析
②一見バカげた疑問をもつ
③自分の強みを知る
④絶えず学ぶ姿勢で
⑤心も体も健康に
⑥新しい経験をする
⑦絶対に諦めない
⑧最新技術に詳しくなる
⑨ニッチ分野を探す
⑩利益を追う

● 「自分」というブランドを作る=セルフ・ブランディング
私たちは皆「自分」というブランドである
ブランドは、
・信頼できる独自のアイデンティティ
・説得力のあるメッセージ
・あなたを目立たせ、周りに多くの人を引きつけてくれる
今の仕事にどう付加価値を付けるか
「私は入社初日から誰もやりたがらないプロジェクトを手がけよう、他人が思いつかないプロジェクトを始めようと必死に努力した」
ブランド自立3つのステップ
①PBM(パーソナル・ブランディング・メッセージ)を作る
他人にどんな人と呼ばれたいか
②パッケージデザインを考える
服装、話し方、名刺
③自分のブランドを宣伝する

● メンタリング
自分を取り繕ったり、実際以上に知識があるように見せたりしなかった
目上の人と付き合うには自分も背伸びしなければならないと思う人が多いが、そんなことをすればかえっての墓穴を掘る
メンタリングでは、「お互いの実益」と「相手への思い入れ」の双方が求められる
単に自分を指導して欲しいと頼むのではなく、何か代わりに差し出せるもの(仕事、忠誠)が必要、まず相手を助けること
まず相手に、こいつに投資してみようと思わせなければならない

● 人生は旅ではなく、キルト
→自分はどんなキルトを残したいか
公私のバランスではなく、自分が好きな人たちに囲まれて生きるべきである
大切なのは、仕事でも会社でも最先端技術でもなく、人間だった

2008年10月27日月曜日

平成21年度若手研究(B)研究計画調書が完成!

ブログ内リンク集: 平成21年度 科研費獲得への道、その後の3年間

科研費の研究計画調書が完成しました!

研究費獲得の達人の指導のおかげで、2週間という短期間で自分なりにもよくできたと思います。
これで、落ちたら来年はもっとよいものが書けそうです。

初めて研究費獲得の研究計画書を書いてみて、いろいろ思うところがありました。

研究計画書を書くのもスキルが必要

やはり、研究費をバンバン取っている人に指導を仰ぐべきだと思います。
今回、通った研究計画調書を2つもらって、熟読しました。
研究費をちゃんと取っている人が多い施設は、通るためのノウハウが蓄積されていて、有利だと思います。

日本語の表現力が必要

今回ほど自分の作文力の拙さを実感したことはありません。
日本語1つで印象がまったく異なります。
英語で論文を書くようになって、和文論文は”広報活動”と下に見ていました。
日本語の論文・本も、うまい書き方を盗むという視点で読むべきだと思いました。

論点の整理とわかりやすさ

文章の構造を明瞭化して書くことの重要性も感じました。
例えば、
XXXは2つあげられる。1つはYYY、もう1つはZZZである。

句読点は「.」と「,」

今まで、日本語の文章の句読点は、「。」「、」を使っていました。
しかし、通った別の人の研究計画調書を見ると、2つとも全角の「.」「,」を使っていました。
確かに、「。」「、」は目につき、何となく目障りです。

いろんな人に読んでもらった方が、いいものができる

査読者は、その分野の専門家ばかりではないので、研究計画調書もいろんな人に読んでもらい、アドバイスをもらった方がよいと思います。
また、小さなミスも自分で読んだだけでは見落とすことがあります。

2008年10月25日土曜日

日経平均が7649円!

今週末の日経平均が7649円です!

こんな下がったのは、2003年頃以来です。
2003年の底値で買いに出動しなかったことを、2006-2007年頃に後悔しました。

それを考えると、まさに今が買いどきでは!

今考えているのは、
・三菱商事
・デンソー
などの優良大型株です。

2008年10月24日金曜日

"Who's Who in the World"顛末記④:紳士録商法

Who's Whoからいろいろとメールが・・・

まず、1通目。
Who's Who in the World 2009掲載記念に、盾やクリスタルを買わないかというメール。
盾: 通常サイズが100ドル、大きいサイズが150ドル
地球型のクリスタル: 170ドル
まさに、紳士録商法です。

次に、2通目。
Who's Who in Medicine and Healthcare 2009-2010に載せてあげるからbiographyを入力しろ、というメール。

今となっては、Who's Who in the Worldに載せない方がよかったと後悔しています。
ついに、迷惑メールに登録しました。

参考
精進すれば大迫力!: "Who's Who in the World"顛末記①:突然の怪しいメール
精進すれば大迫力!: "Who's Who in the World"顛末記②:審査が通ったようです
精進すれば大迫力!: "Who's Who in the World"顛末記③:掲載決定

2008年10月22日水曜日

理系のための研究生活ガイド(坪田一男)

研究・英文論文


理系のための研究生活ガイド―テーマの選び方から留学の手続きまで (ブルーバックス)

1年前に読んだ本の紹介です。

1997年初版で、10年以上たっていますが、色褪せない本です。
今は慶応眼科教授の坪田先生がまだ東京歯科大教授であった頃の著作です。
こういった本がブルーバックス出ているのも面白いです。

この本を読んでから、坪田教授のファンになり、何冊か読みました。
精進すれば大迫力!: 理系のための人生設計ガイド (坪田一男)
精進すれば大迫力!: 理系のための楽しい研究生活 (坪田一男)

著者
1980年慶応医卒(ヨット部)
ボスで眼科を選び入局
卒後5年目でハーバード大学留学
34歳で東京歯科大助教授→教授
今は、慶應義塾大学医学部眼科教授
専門はドライアイ、角膜移植

●研究者の条件:「数学者の言葉では」(藤原正彦)
①知的好奇心があること
②野心があること
③しつこく迫ること
④楽天的であること
⑤コミュニケーション能力が高いこと

●ボスを選ぶ条件
同じ実力なら、よい師匠についている方が強い
我以外みな師(吉川英治)
人生の師匠 iBD社 伊藤守 iBD=it’s a Beautiful Life

●研究テーマ
流行(ファッション性)を取り入れる
受ける=皆が面白いと考える、皆が大事だと考える

●コミュニケーション
1対1では、声を掛け合うことが大事
「タクシーの会話」:コミュニケーションを行ったこと自体に価値がある
→コミュニケーションは内容でなく、キャッチボール自体に価値がある

●パソコン
シンプルに使う
①ワープロ
②データベース
③コミュニケーション・ツール
インターネット=コミュニケーション・コストが安い
バックアップをとる:家に2台、病院に2台、シンクロするためにプローバードライブ(光ディスク)

●「超」読書術
本=メタ理論のパッケージ、しかも安価
メタ理論:ひとつひとつの情報を包括的に説明できる理論・情報
本を通して必要な情報を得る(インプット)→それを理解する(データプロセッシング)→使いこなす(アウトプット)
読書ファイル:EndoNote Plusで作る
論文の読み方は二通り
①研究テーマに関する論文を過去にさかのぼって検索し、読む
②ジャーナルの最新号を読む
読むジャーナルが知識体系のどの領域に属するか見定める(狭義の専門分野→広義の専門分野→医学→生物学→科学)
「読んだ文献ファイル」:EndoNote Plusで作る

●知的時間管理法
二八の法則:2割の人が8割の売り上げをあげる、2割の決まった人が8割の事故を起こす
→16時間起きているとすると、3.2時間で1日の仕事の8割がこなされてしまう
この時間帯に仕事場にいれば邪魔されるのなら、場所を変える
この時間を失ったら自分のやりたいことはこの人生ではできないと思うぐらいの悲壮感が必要

●体調維持術
定期的に運動をする
神様は運動をしないと幸せにならないようなシステムを体の中に組み込んだに違いない
機嫌がよくなる、脳内ホルモンが変化する

●論文を書くコツ
いい情報を集める(インプット)作業とそれを論文にする(アウトプット)作業は、全く別の能力
Authorの種類
①First author:論文を実際書く
②Second author:その論文の手伝いを最もした
③Co-author:限られた範囲で手伝った
④Last author:その論文の指導者
楽しく研究していくのは、お互いの論文に名前を入れ合うというのもひとつの方法

●学会発表
◎スライド
①図と写真を多用
②1枚のスライドの説明文は5行以内
③結論は、わかりやすくまとめた図表に
◎内容
①焦点を絞る
②なぜこの研究をはじめたか説明する
③この結論から言えることは何なのかを明確にする
◎話し方
①大きな声でわかりやすく
②講演原稿は読まない
③聴衆の目を見て話す
「発表の技法」(諏訪邦夫、ブルーバックス) ベストセラー
発表できる内容は理解している十分の一→内容を掘り下げて理解する必要がある
発表内容を掘り下げるには、学会発表までに原著論文を書いてしまう
学会前に論文が仕上がらないのなら、演題を提出しない
①興味のピークにある
興味のピークを過ぎて論文を書くのは、去年の夏休みの宿題をするようなもの
②知識のピークにある
恥をかきたくないという大きなモチベーション
知識のピークを過ぎて論文を書くのは、変身後3分以上たってエネルギーレベルの下がったウルトラマンが戦うようなもの
③能率的
④パフォーマンスがよい
⑤研究発表の本質である
研究の本来の発表の場は、英文論文
研究の本質から見た場合、学会はおまけである
学会発表をしても、論文を書かなければ、本当に発表したことにならない

●招待講演のポイント
①自分の仕事を話すこと
総説ではなく、自分の研究内容で勝負
②ジョークを1つか2つ入れること
日頃から意識しておく、ネタ帳
③おまけの仕事と割り切ってリラックスすること
自分の研究成果は論文で発表するのだから、招待講演はおまけ
④反省を次に生かすこと
時間をかけて磨きをかけてゆく

●一般向けの本を書く
印税:低下の10%
名刺代わり:一般社会に向けて自分の考えを表明できなければ、名刺を持っていないのと同じ

●絶対に留学するテクニック
「留学したい!」と大声を上げる

●研究費集めのノウハウ
秘書を自腹で雇う
業績目録を作る:年に一度は業績目録を作成し直す
研究チームには共通メディアが必要(壁新聞のようなもの)
インパクトファクターが1の雑誌に載せるのに、研究費100万円かかる(科学的根拠はない)
→研究の効率を考える

2008年10月21日火曜日

Google Scholarで巨人の肩の上に立つ

先日紹介した児島将康教授のブログ「研究者のための役立つブログ」は、知らないことが学べます。

最近の記事で、Google Scholarというものを初めて知りました。
サーフィンすると、なかなか面白いです。

自分が書いた論文の被引用回数がわかります。

僕の論文は、残念ながら、最も被引用回数が多いものでも3回でした。
ドイツ語や中国語の論文にも引用されていて、意外でした。
がんばった論文が被引用回数0回だったりもします。

Google Scholarのページに「巨人の肩の上に立つ」と書いてあります。
これはニュートンの言葉で、「あらゆる科学者は他の科学者の業績に依存している」という意味だそうです。

簡単に被引用回数がわかることを知り、論文を書く目的を変えねばと思いました。
今までは少しでもインパクトファクターの高いところに出そうと思っていましたが、科学に貢献するためには被引用回数の多い論文を書くことを目標にすべきだと感じた次第です。

2008年10月20日月曜日

科研費の計画調書に図を挿入

ブログ内リンク集: 平成21年度 科研費獲得への道、その後の3年間

科研費の計画調書ですが、なんとか期日までに間に合いそうな感じです。

カラーの図を挿入しようと思って、PowerPointで作ろうと思ったらなかなか大変でした。

医学用のPowerPointテンプレートがあれば、買うのになあ。

2008年10月19日日曜日

児島将康先生の「研究者のための役立つブログ」

ブログ内リンク集: 平成21年度 科研費獲得への道、その後の3年間

久留米大学の児島将康教授のブログ「研究者のための役立つブログ」に「科研費に採択されるために」という記事が十数回にわたって載っています。

このブログは、現役の基礎医学の教授が書いていて、かなり参考になります。

・ 科学研究費補助金採択課題・成果概要データベースを参考にしよう
http://seika.nii.ac.jp

・ 11~12ポイント、ゴシック体

・ 応募分野の選択が大事

・ 萌芽研究は、百戦錬磨の強者たちが併願するので、採択率が非常に低くやめた方がよい

・ ①研究の学術的背景、②どこまで明らかにするのか、③特色・独創的な点は、この順で書く必要はなく、読み手が最も理解しやすい順で書くべき

・ 「計画」はちゃんと読まれない

・ 業績がすごく大事
日本語のものもすべて載せる

・ 審査員3人のためだけに書く
その分野の知識はゼロと思って書く

・ 秋に追加採用されることがある(予算があまった関係で)

2008年10月13日月曜日

京都で研修医同期の結婚式

京都で研修医同期の結婚式がありました。

15人ほどの同期が全員呼ばれていました。
全員が一堂に会するのは3年半ぶりでした。

苦楽を共にした同期は、何年ぶりかに再開してもすぐに話に花が咲くものですね。
楽しかったです。

転科したのが2人、関東在住が4人。
この3年半でも、いろいろありました。

また、後輩やお世話になったオーベンと会えたのもよかったです。

あと結婚していないのはごく少数。
次に、一堂に会するのはいつになるのかな。

2008年10月9日木曜日

科研費申請デビュー(予定)

ブログ内リンク集: 平成21年度 科研費獲得への道、その後の3年間

科研費の申請の季節です。
科研費とは、科学研究費補助金の略で、文部科学省もしくは日本学術振興会が管轄の研究に対する補助金のことです。

今回初めて申請する予定です。
研究者登録というのも、手続きをしました。

39歳以下という年齢制限のある「若手研究(B)」で、3年間500万円を狙うつもりです。

2年前に若手研究(B)で通った先輩に聞くと、コツがあるそうです。
  • Reviewerは怒りながら査読しているので、わかりやすく書く (例えば、図表と入れたり、箇条書きにしたり)
  • 自分の業績は最大限載せる
  • 所属施設の長所を載せる
また、以前紹介した坪田一男教授の本にも科研費について書かれています。

研究・英文論文


理系のための人生設計ガイド (ブルーバックス 1596)

「稼げる研究者」でなければ評価されない時代

通る申請書類は、アピール上手な申請書類
たくさんの科研費が認められた施設では、ポイントがノウハウとして受け継がれている

・ 書類の全部の欄が埋まっている
各欄は最後まできっちり埋め尽くす
「つづき」の欄もきちんと埋める

・ 見た目が美しい
グラフは見やすく、配置も美しく

・ カラーで図入り
写真も有効

・ 最初の3行にアピールポイントが十分にまとめられている
見出しはわかりやすく

・ 業績がわかりやすくまとめられている
・ 海外の論文での実績があることを明記
「肩書き」よりも「過去の業績」

採択率20%らしいです。
真剣に取りにいきます!

2008年10月6日月曜日

子供の運動会

子供の運動会に行ってきました。

かけっこでは、昨年はカタカタを押して歩いていたのに、今年はちゃんと走れました。
1年で大きく成長しました。

1つ上の3歳児クラスは、親の同伴なしにいろんな競技に参加していて、次の1年でもう一歩の成長するんだなと感じました。

保護者競技の綱引きに参加しましたが、綱引きをいうのは思っていた以上に全身を使う競技ですね。
また、個々人がばらばらに引くのではなく、リズムによってより強い力を発揮する団体競技でした。
水泳で鍛えたはずが、早くも筋肉痛です。

2008年10月4日土曜日

あたらしい戦略の教科書(酒井穣)

ビジネス書その1


あたらしい戦略の教科書

この本は、ビジネスという医療・研究とは一見正反対な視点から書かれた「戦略本」です。
しかし、医師(特に臨床・基礎研究もしている)には戦略は必須で、目から鱗が落ちました。

医学の情報にもドライなものとウェットなものがあると思います。
また、独自の研究にはトップの長期のコミットメントが必須だと思います。

すべての問題の原因は、必ず過去にある

戦略の定義

戦略=現在地と目的地を結ぶルート
キーになるのは、現在地の確認
カーナビ
中心メンバーの選出から始まる
「我々は変わらなければならない」と考えている人物を選ぶ
アメリカ軍の原子力空母では、危機レベルが上がるにつれて、意思決定権は現場に降りてゆく

現在地の把握: 情報収集と分析

「未来の不確実性」を下げることで、戦略立案は容易になる
3年先以降までは予測する意味なし
「すでにそこに起こっている未来を探せ」(経営の神様 ピーター・ドラッガー)
未来を予測する力(情報力)=情報の収集力×情報の分析力
同じ会社内でも情報が集まりやすいポジションにいる人が出世しやすい
「若者は、バンテージポイント(見晴らしの良い場所)でキャリアを磨け」(コンサルタント 梅田望夫)
スイートスポット=ある種の独占状態を示すエリア
フェラーリの競合は、他の自動車メーカーではなく、小型飛行機、ヨット、セカンドハウス、絵画など
優秀なビジネスマンは、競合の動向以上に自分の顧客について非常に詳しい
貴重な情報は、人々の間で取り引きされる商品
→ 等価交換の法則:何かを得るにはその代償を支払わなくてはならない
→ 物々交換ならぬ「情報交換」
ドライ情報:一般に公開されている情報
ウェット情報:ウェットな人間関係を利用して、人づてにしか入手できない情報
実務における量的比率は、ドライ情報80%、ウェット情報20%
インタビューのプロの世界では、「真実は語尾に宿る」
人間の営みは、情報をめぐる政治の力学によって成り立っている
インターネットが発達した現在でも「状況の3/4は霧の中」(クラウゼヴィッツ)
→ 信頼できる情報は25%
失敗のケーススタディは重要
全体のわずか5%の「ウェットな事実」が武器になる
情報収集と分析の理想的時間配分は、収集6と分析4

目的地の決定: 目的設定

失敗は、成功のための必要経費
優れた目標の5つの条件
1. リーダーは設定
「失敗を覚悟する勇気」「絶対に戦略を成功させてやるという気概」
2. 3年程度の期間で到達
中期経営計画など
3. 背伸びすればギリギリ届く
4. 測定できる
5. 利他性のスパイス入り

ルートの選定: 戦略立案の方法

自分が巻き込まれる重大な決定には、誰もが「自分にも参加する権利がある」と考えている
→ 戦略の立案を密室で行うことは、「現在社会のタブー」
すでに成功することが証明されたアイデアは、まずそのコピーを考える
ブレイクスルーとは、それまでトレードオフだと思われていたことをアイデア一発で解消してしまう行為
→ 「矛盾はブレイクスルーの母」
3つのリズム:「鼓笛に合わせて動く軍隊は容易に乱れない」(マキャベリ)
1. 誰が
2. いつまでに
3. 何をするのか
大戦略は小戦略に分割し、デッドラインを管理
ストラジック・プリンシプル(戦略方針)=戦略を関係者に売り込むためのキャッチコピー

戦略の実行

周囲を巻き込む
CSI(Communication Style Inventry)
組織トップのコミットメントをマネジメント
トップが長期に渡ってコミットメントを示した戦略は、自社独自の優れたものになる可能性が高い
戦略の実行計画に遅れが出ると、それだけで戦略が成功する可能性が低くなる
既得権はそれを失うとき、手に入れたときの7倍の価値に感じられる
自らの情熱を実際の行動や態度で示す
お互いを「実際に理解しているか」ではなく、「理解しようとしているか」が重要
対立が生まれることは、戦略実行における宿命
反対派を決して遠ざけないという態度が重要
アドバイスは最小限に
非公式に朝のブリーフィング
プロジェクトの成果は、最も政治的に遠い立場にある人の手柄にする

2008年10月1日水曜日

リサーチ・クエスチョンの作り方 (臨床家のための臨床研究デザイン塾テキスト)(福原俊一)

研究・英文論文


リサーチ・クエスチョンの作り方 (臨床家のための臨床研究デザイン塾テキスト)

著者の福原俊一さんは、1979年に北大医学部を卒業し、現在は京大の医療疫学の教授です。
経歴を読むと、臨床も10年以上していたと思われ、臨床医の視点から臨床研究を捉えています。

この本は、リサーチ・クエスチョンについての非常にわかりやすい本です。
薄いので、一気に読めてしまいます。

副題にある通り「診療上の疑問を研究可能な形に」という視点で書かれています。

臨床研究の共通のゴールは、「診療に還元できる」「診療を変えられる」こと

研究計画は、研究プロトコール(研究計画書)で完成
完成までにつらく長い道のり

臨床研究7つのご法度
1. データをとってから研究デザインを考える
切れの悪い論文になる
2. リサーチ・クエスチョンが明確・具体的でない
3. 対象が不明確
4. 主要なアウトカム変数を設定しない
アウトカム変数: その研究にとって結果とみなす項目
説明変数: 原因とみなす項目
5. 変数の測定方法の信頼性と妥当性を検討しない
6. 解析計画を事前に作成しない
7. 統計的有意差のみで、臨床的・社会的に意味のある差かどうか検討しない
「p<0.05が有意」というのはパソコンが普及する前に便宜的につくられた1つの目安に過ぎない
得られた差が臨床的・社会的にどんな意味があるのかを解釈する方がずっと重要

従来の抄録スタイル
IMRAD
Methodに何を書くかわからない

構造化抄録
1. Objectives 目的
2. Design 研究デザイン
3. Setting 研究施設
4. Subjects 標的集団
5. Intervention 介入
6. Main outcome measures and analysis 主要なアウトカム変数と統計手法
検討項目が多いと、偶然に有意差が出る(検定の多重性)
7. Result 結果
8. Conclusion 結論

クリニカル・クエスチョンからリサーチ・クエスチョンに
クリニカル・クエスチョン: 漠然とした疑問
リサーチ・クエスチョン: クリニカル・クエスチョンを実行可能な形に整えたもの
シンプルで明快

よいリサーチ・クエスチョンはFIRMNESS
Feasible 実施可能
Interesting おもしろい
Relevant 切実である
Measurable 測定可能
Novel 新しい
Ethical 倫理的
Structured 構造化
Specific 明確化、絞り込み

統計的有意差<Relevance
誰にとってrelevantな疑問(アウトカム)なのか?
臨床家: 病態生理
患者: QOL
社会: Cost-effectiveness
研究者ではなく患者・医療・社会にとってrelevantであるべき
Relevantなアウトカム指標を選ぶ

リサーチ・クエスチョンの構造化:PECOまたはPICO
Patients 誰に?(対象、標準母集団)
Intervention/Exposure 何をすると?何によって?(要因、説明変数)
Comparison 何と比較して?(比較対照)
Outcome どうなる?(アウトカム)

PECOとPICOの場合分け
PECO:観察研究
リスク要因の同定・検証
PICO:介入研究
治療・予防法の評価

主要なアウトカム変数は1つに絞る

究極のリサーチ・クエスチョン
研究結果が変える
・診療行動
・患者アウトカム
・制度・政策

「がん治療認定医認定証」が届きました


「がん治療認定医認定証」が届きました。

2008年9月30日火曜日

プロフェッショナルプレゼン。 (小沢正光)

ビジネス書その1


プロフェッショナルプレゼン。 相手の納得をつくるプレゼンテーションの戦い方。

プレゼンの仕方を勉強するために、あえて広告会社のプレゼンの本を読んでみました。
著者の小沢正光さんは博報堂の常務執行役員で、アサヒスーパードライなどの広告・ブランディングを手がけた一流クリエーターです。

医学研究のプレゼンは、広告会社の仕事を得るための競合プレゼンとは内容はまったく異なりますが、参考になることがいくつもありました。

この本自体が素晴らしいプレゼンです。
特に「ひとこと化」に目を見張ります。

プレゼンは説得の場ではない。
受け手は自分にとって有益な判断をするために話を聞いている

プレゼンそのものが商品である。

ゴールイメージ。

「相手」を知る。
文字になった資料を重視

ひとこと化。
ゴールイメージをひとことで言えるか
「いろいろ話しますが、ひとことで言えばこれです」
ひとことで言えないプレゼンのコンセプトは、十分な咀嚼がなされていない
「頭のなか」を書き出して、目で見ながら整理する = 思考の視覚化

目次づくり。

「序破急」もしくは「破急」。
受け手は、はじめてその話を聞く
プレゼンでは起承転結の4ステップも要らない
ゆっくり入り(序)、さっと展開し(破)、勢いをもって結末を迎える(急)

エレベーターでプレゼン。
トップが求める要点は、2つ
結論はなんなのか?
なぜそうなるのか?
を短い言葉で説明

フレーズ主義。
一枚の紙に短いワンフレーズのみ書く

響くフレーズ、響かないフレーズ。
3つのポイント: 「短い」「言葉の意味がわかりやすい」「気持ちを動かす」
シンボリックフレーズ = 定番のフレーズ

シンボリックデータ。
見ればわかるデータに”代わりに語らせる”

「損か、得か」。

2案。
「規定課題」と「自由課題」
ショートプログラムとフリースケーティング

2回、壊す。
アイデアの開発は、2回壊して本物になる
初めのアイデア: 自分の思い込みが強い
次のアイデア: 最初のものよりも精度を重視し、客観的であろうとするあまり弱いものになりがち

リハは自分でしない。
受け手の立場を擬似体験する場
リハーサルでは、プレゼンターの話し方は吟味しない

場。
現場の空気を感じて、柔軟に対応する

下見。
資料を一部自分の手で持っていき、何かあったときでも対応できるように備えている

特別名刺。

キャラクター。
キャラクターの演じ分け

ウケはいらない。
プレゼンに求められているのは、筋とロジック

驚きか、理解か。
事前に資料を渡しておく

3つの言葉。
「最初の言葉」
 プレゼンの流れをつくるもの、「入り方」
 アジェンダ(道筋)と結論(目的地)
「転換の言葉」
 受け手に視点を変えてもらう
「最後の言葉」
 結論の確認

プレゼン後のプレゼン。
社内での「上」への代行プレゼン
代行者に再現できるように
わかりやすい言葉と平易なロジック

反論するな。
受け手の反応こそが、マーケットの反応

わかればいい。
社内プレゼンは難しい
受け手がプレゼンターを知りすぎているから

プレゼンのスタイル。

プレゼンしないプレゼン。

眠るのも仕事。
いい仕事をするための睡眠は、それもまた仕事

チームありき。
プレゼンの勝利は、全員の手柄
負けたときは、リーダーの責任

敗因分析。

情報戦。

ライバルのプレゼン。

育ててくれるのはクライアント。

2008年9月24日水曜日

JR東海のエクスプレスカード

JR東海のエクスプレスカードを使い始めました。

パソコン上で好きな席を指定でき、みどりの窓口に並ばずに済み、便利です。

しかも、価格も少し安い。
例えば、東京→新大阪の「のぞみ」グリーン車で、
通常 18690円
エクスプレス予約 17640円
と片道約1000円お得です。

精進すれば大迫力!: 将来えらくなってグリーン車に乗りたい人が、今すべきこと

2008年9月23日火曜日

野依良治さんの日経「私の履歴書」

現在、日経新聞連載中の野依良治さんの「私の履歴書」を楽しく読んでいます。
成功した科学者の人生って物語として面白いです。

2001年にノーベル化学賞を受賞された化学者です。
現在は、理研の理事長をされています。

自然科学論文の記述は、一語一句が自らの実験結果または、他者の研究論文に基づく
→ 先人の関連論文を必ず引用する

確かに、その分野での「常識」も必ず文献を引用すべきです。

自然科学分野の日本の英文論文の世界シェアは12%だが、その80%が海外の雑誌である
→ 国際級学会誌を発行できない学会は猛省すべき、多大な国費を投じた研究が海外の学会・出版社だけを利するのは理不尽

確かに、Oncologyの分野では、国立がんセンターが中心となっているJJCOで、impact factor=1.27点です。
1.27点とは、JJCO2年間に掲載された論文が、その翌年1年間に1編あたり1.27回しか引用されていないということです。
有名なJNCIでは、impact factor=15.68点であり、1編あたりJJCOの12倍引用されていることになります。

ぜひ一度、野依さんの特別講演を聞きたいです。
学会総会で企画してくれないかな。

2008年9月21日日曜日

東大よりハーバードに行こう!?(森田正康)

研究・英文論文


東大よりハーバードに行こう!?

題名に魅かれて読んでみました。

思ったのは、アメリカの大学もそこまでハードルが高い訳ではないんじゃないか、ということ。
金銭面もこの本によると奨学金でなんとかなりそうです。

留学したくなりました。

ただ、参考エッセーという現役ハーバード大生の北川くんのエッセーを読んで、ちょっと引きました。
推薦状はノーベル化学賞受賞者の野依良治さんで、テニスの近畿大会でよい成績を収めたこと、国際化学オリンピック優勝のこと、などなどが書かれていたからです。
自分の今までの人生を書いているのでしょうが、こんな経歴!の人って日本に5人もいないんじゃないか、と思ってしまいました。

以下は、印象に残ったところ

・ハーバードは成功する人間を選んでいる、成功する確率が最も高い学生のみを受け入れている

・アメリカは奨学金制度(返済の必要なし)が充実していて、下宿して東京の大学に行くよりも安いこともある

・大学入学審査はエッセーにかかっている
エッセーは人生を語るもの

2008年9月19日金曜日

引き続いて熱中して読んだ「レバレッジ・リーディング」(本田直之)

仕事術・時間術


レバレッジ・リーディング


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術に引き続いてこれも読破しました。
精進すれば大迫力!: 人生の見方が変わった「レバレッジ・シンキング」(本田直之)

この本を読んで以降、読書方法を変えることにしました。
今まではきれいに読み過ぎて、後にはほとんど残っていませんでしたが、どんどん本を汚しながら読んでいます。

・読書=投資活動
「読書の目的=投資活動からリターンを得る」という意識が必要
1500円が15万円になる

・本には他人の数十年分の経験や知恵が詰まっている

・読む前に「この本から何を学ぶか」をはっきりさせておく

・1冊1時間で読む

・本1冊(200ページ)→重要なのは20%(40ページ)→拾うのはその8割16%(32ページ)

・ひらめいたアイデアをすぐに余白に書き込め

・読書後のフォローが必須
読書は数ではなく、「どれぐらいのエッセンスを自分のものにできたか」「どのぐらいそれを現実のビジネスに生かせたか」で評価すべき
→読書のシステム化

「レバレッジメモ」=究極の本
A4サイズに印刷し、いつも身につけて、折に触れて読み返す
→だんだん自分になじむ

レバレッジメモを暗記する必要なし
→パーソナルキャピタル(自分資産=含み資産)を作る
意見を求められたとき、判断を迫られたとき、本から学んだことが反射的にパッと出てくるようになる

・テーマ別に分類・編集
「テーマ別」「データ」「引用文」

・言葉をおごる
第三者が言った言葉を引用

・一度読んだ本は二度と読まない

2008年9月18日木曜日

人生の見方が変わった「レバレッジ・シンキング」(本田直之)

仕事術・時間術


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術

昨年読んで、まさに「目から鱗」だった本です。
この本を読んで、ビジネス書というジャンルに興味持ちました。
これを手始めに本田直之さんの本はかなり読みましたし、講演会にも行きました。
この本を読んでいるときには、真面目そうな外見の人が書いていると思っていましたが。。。

・“Do more with less (DMWL)”
=少ない労力と時間で大きな成果を得る
4つの投資対象は、「労力」「時間」「知識」「人脈」

①労力のレバレッジ
うまくいった方法を仕組み化
マニュアル化、フォーマット化、チェックリスト作り

②時間のレバレッジ
時間がないから成果が上がらないのではなく、時間があるから成果が上がらない
俯瞰逆算思考=まずゴールを決め、仕事の段取り(タスク)を考える
→タスクリスト(TO DOリストではない)
時間割をつくる→「インプット」「アウトプット」「生活」「プライベート」

③知識のレバレッジ
スポーツ選手の時間の使い方 試合:トレーニング=1:4
ビジネスパーソンの時間の使い方 仕事:学習・研究=60:1
成功者は前例にレバレッジをかけている
限られた時間のなかで成果を上げるには、他者から学ぶのが一番よい
過去の優れたプロジェクトは、ベースになるモデルを磨き上げ、新しいアレンジを加えて、より精度の高いものに改良している
「ゼロから1を生む」よりも「1から100を生む」

④人脈のレバレッジ
人脈によりレバレッジがかかると、一人でできる成果の何倍もの成果を生み出すことができる
相手にどんなバリューを提供しているか、が大事
誰を知っているかではなく、誰に知られているか
短期でなく、長期スパンで考える

・松井秀喜 『不動心』
「星陵高校の一塁側ベンチや室内練習場には、こんな言葉が掲げられていました。心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」 

・相手にコントリビューション(貢献)する
コントリビューションできるものを持っていることが重要
コントリビューションするものを持っていなければ、すぐにはアプローチしない
相手をよく知る

・パワフル・コネクション
関係性ができたら不定期でもよいので、継続的なコンタクト及びバリュー提供を行う
関係性を作るより継続する方が難しい
「六次の隔たり(Six Degrees of Separations)」:自分の知り合い6人以上を介すると世界中の人々と間接的な知り合いになれる
会の主催:セグメンテーション、参加者全員にメリット
会う前に相手のことを知っているという状況をつくるのが主催者の仕事

・パーソナルブランディング

・マインド伝染
組織に属している人は、何があってもやる気の高い20%、どちらにでも傾く中間の60%、何があってもやる気の低い20%で構成されている
自分よりマインドの高いネットワークに加わることで、自分のマインドも上がる
マインドの低いネガティブな集団にいると、自分のマインドもマイナスに傾く

2008年9月15日月曜日

伊勢丹メンズ館で散財:買い物には勢いと背中のひと押しが大事

久しぶりに買い物で散財しました。
新宿の伊勢丹メンズ館です。

目的は、ズボンと靴の購入です。
職場に着てゆくちゃんとしたズボンが1つもなかった(ポケットに穴が開いていたり、はき古していたり)のと、靴がフォーマル過ぎるのとカジュアル過ぎるのしかなく、その中間がありませんでした。

1人で行くと、「いいものがなかった」と言って何も買わず帰ってくることが多いのですが、今日は家族で行ったので、妻のアドバイスのもとたくさん買いました。

買ったものは、

1) ネイビーブルーのジーンズ(NUDIE JEANS) 27930円
NUDIE JEANSはスウェーデンの会社で、縫製はイタリアです
やっぱり高いだけあって、生地も色使いもよいです
2) グレーのチノパン(MARGARET HOWELL) 18952円 
MARGARET HOWELLの数少ない定番らしいです
試着してみて、はき心地がすごくよかったです
3) 薄茶色のチノパン(DESIGNWORKS) 18952円
アバハウスのブランドの1つ
ポリウレタンが5%入っていて、伸縮します
4) 赤のカーディガン(SIDE SLOPE) 18952円
一目見て、いいなと思ったカーディガンです
5) グレーの革スニーカー(PUMA Rudolf Dassler) 34912円
フォーマル過ぎず、カジュアル過ぎずです
中国製と思いきや、イタリア製でした
PUMAがドレッシーなスニーカーを作っていたとは知りませんでした
合計11万9698円也

見た目で相手の印象も自分の士気も変わってくるので、いいものが買えたと満足です。

買い物には勢いと背中のひと押しが大事ですね。

2008年9月14日日曜日

近くの神社の秋祭り

近くの神社の秋祭りに行ってきました。

先週からのぼりが立っていて、昨日からお囃子が聞こえてきて、徐々に雰囲気が出てきていました。
神社に向かう道にはお神輿が出ていて、神社では神楽をやっていました。

神社には、夜店がいっぱい出ていました。
焼きそばや広島焼きを買ったり、子供に綿菓子やヨーヨーを買ったり、スーパーボールすくいをしたり、楽しかったです。
子供にもよい体験だったと思います。

本堂の前にはお賽銭を入れるために行列ができていて、地元の人に愛されている祭りという気がしました。
また、なんとなく江戸っぽくてよかったです。

2008年9月12日金曜日

Googleの「20%ルール」

日経新聞に書いてあったことですが、グーグルの社内ルールに「20%ルール」というものがあるらしいです。
「勤務時間の20%は自分の好きなことを自由にやっていてもよい」というものらしいのですが、それがグーグルを今のように発展させたということが書いてありました。

80:20の法則ではありませんが、仕事の時間の20%を使って好きなことしたいですね。
でもよく考えると、今の時点でも学会・発表の準備で勤務時間の20%ぐらい使っているかも知れません。

2008年9月11日木曜日

娘が初めてボタンを1つ留めることが出来ました

ちょっと前からパジャマのボタンには無言で熱中していましたが、なかなか留めれませんでした。

それが、本日初めてひとりでボタンを留めることが出来ました。

こんな小さなことでも、ものすごくうれしいものですね。

英文校閲に「フォルテ」を利用してみました

最近は、論文はできるだけお金をかけないために英文校閲には出していません。
以前は使ったこともありましたが、1編に2~3万円かかるので途中からは利用せず「自力」でがんばっていました。

今回、7月に出した英文論文(症例報告)の結果がmajor revisionでした。
Editorからの手紙には英文校閲をした方がよいとの指示があり、久しぶりに利用した次第です。

利用したのはフォルテという会社です。
普通の症例報告でしたが、値段はやはり結構高く34000円でした。

でも、内容には満足しました。
流れるような英語表現というのは、日本人では無理ですね。

研究・英文論文


これから論文を書く若者のために 大改訂増補版

「これ論」に「最後の仕上げは英文校閲」という章があります。
そこに英語が悪いことの実害が書いてあります。
  1. 読者に伝わらない
  2. リジェクトされやすい
  3. 生涯の恥となる
フォルテでは、公的研究費でも利用しやすいようなシステムになっているので、次回からは最初の投稿前に校閲をしたいです。

弟が司法試験合格!

本日司法試験の合格発表があり、弟が司法試験に合格しました。

本人も家族も10年近くよくがんばりよく耐えたと思います。

まずは、おめでとう!

2008年9月9日火曜日

"Who's Who in the World"顛末記③:掲載決定


"Who's Who in the World 2009"への掲載が決定しました。
全世界6万人が載るそうですので、僕の部分はほんのほんの少しです。

Who's Who in the Worldの戦略は、この6万人に"Who's Who in the World 2009"を買ってもらうことではないでしょうか?
しつこくディスカウント価格での購入のお誘いメールが来ます。
値段は結構高くて、Classic Editionという安い方で590ドル(40%オフで347ドル)です。

紳士録商法」の勉強になりました。

参考
精進すれば大迫力!: "Who's Who in the World"顛末記①:突然の怪しいメール
精進すれば大迫力!: "Who's Who in the World"顛末記②:審査が通ったようです
精進すれば大迫力!: "Who's Who in the World"顛末記④:紳士録商法

2008年9月4日木曜日

祝!200エントリー!

100エントリーからほぼ3か月、記事が200に達しました。
順調にほぼ1日1エントリー書いています。

精進すれば大迫力!: 祝!100エントリー!

次の300エントリーまでの目標は、ブログ訪問者を増やすことです。
アクセス解析をしていますが、1日あたりVisit 30人、Page view 50ぐらいです。
300エントリーまでに1日あたりVisit 50人、Page view 80を目指します。

精進すれば大迫力!: アクセス解析を始めてみました(NINJA TOOLS)

2008年9月3日水曜日

糸ようじも水泳も立派な長期投資です!

糸ようじも水泳も将来への投資と考えています。
歯と体の健康のためです。
何事もまず自分と家族が健康であるということがすべての大前提です。

勝間和代さんの「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」も、スポーツは消費・投資・浪費・空費の4つのカテゴリーのうち「投資」に含まれていました。

仕事術・時間術


無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

糸ようじは、平均して3日に2回ぐらいのペースで継続できています。
歯医者に行く必要が出てくる事態になるまでの時間が延びた気がします。
精進すれば大迫力!: 糸ようじ (小林製薬株式会社)

水泳は、週に1回近くのプールに行っています。
月に100mずつ泳ぐ距離を増やし、1年半たった今では1回に1.8km泳げるようになりました。
肩の周りがたくましくなったのと、重いものでも持てるようになったのと、貧相な感じがなくなった気がしています。
精進すれば大迫力!: 水泳そろそろ1年
精進すれば大迫力!: 1.2キロ泳げるようになりました

2008年9月2日火曜日

使いやすい医学統計解析ソフト「スタットメイト StatMate」

研究・英文論文


スタットメイト3 Windows版


スタットメイト3 for Macintosh[CD-ROM]

臨床も研究も含めて、医学研究でいつも困るのが統計解析ではないでしょうか。

今日は、僕が4年間使っている医学統計解析ソフトの紹介です。
シンプルで使いやすく、とても重宝しています。

このソフトでは、
  • 平均値、中央値、標準偏差
  • カイ2乗検定
  • カプランマイヤー(Kaplan-Meier)曲線
  • ログランク(logrank)検定
までを自分で行っています。

それ以上高度な多変量解析もできるはずですが、専門家に相談しています。

2008年8月30日土曜日

「仕組まれた昭和史―思想劇画 日中・太平洋戦争の真実」(副島隆彦)

社会・歴史・世界情勢


仕組まれた昭和史―思想劇画 日中・太平洋戦争の真実

本屋で目に付いて、購入した本です。
漫画なので読みやすいです。

副島隆彦さんの本は以前預金封鎖―「統制経済」へ向かう日本 (Econo‐globalists (5))預金封鎖 実践対策編―資産を守り抜く技術 (Econo‐globalists (6))を読みましたが、それ以来です。

「昭和史」にもいろんな考え方があり、どれが真実なのかよくわかりません。
この本では、世界史の一部である昭和史をロスチャイルド財閥 vs. ロックフェラー財閥の視点で描いています。
確かにわかりやすい理解の仕方ではあります。

印象に残ったところ

日本は1945年以降アメリカの属国
日米同盟は「帝国―属国関係」

20世紀は、イギリス帝国(ロスチャイルド財閥)の没落とアメリカ帝国(ロックフェラー財閥)への世界覇権の移行
1914年に世界覇権がロスチャイルドからロックフェラーに移った

近代日本はイギリス帝国(ロスチャイルド財閥)が育てた
伊藤博文、井上馨、松方正義、高橋是清、渋沢栄一
大正から昭和初期にテロで殺された政財界人のほとんどは三井=ロスチャイルド系

司馬遼太郎の「坂の上の雲」は嘘
日露戦争の日本海海戦で実質的に指揮を執ったのはイギリスの観戦武官

日本にかしかけて中国と戦争させたのはロックフェラー財閥
ロスチャイルド財閥から極東を奪い取ろうとした

三菱=岩崎弥太郎=ロックフェラー vs. 三井=渋沢栄一=ロスチャイルド

ロックフェラー財閥は、サラエボ事件、ブラック・サーズデー、井上準之助の金解禁、ナチスドイツ、スターリンに関与

ロックフェラーの手下として働いたのが、帝国海軍
山本五十六、米内光政、井上成美
特に、米内光政がアメリカの傀儡
「陸軍悪玉 海軍善玉」論はウソ
東京裁判で海軍軍人は1人も絞首刑になっていない

南京大虐殺で4万人が殺された

「真珠湾攻撃」は奇襲ではなく、仕組まれたものだった

日本は2つの戦争を同時遂行し股裂きにされて敗北した

なぜか今頃「マインドマップ基礎講座修了証書」が到着


受講から8か月以上してマインドマップ基礎講座の修了証書が家に到着しました。
普通は講座の最後にくれるもののはず。
忘れた頃にやって来ました。

参考
精進すれば大迫力!: マインドマップ

2008年8月28日木曜日

「察知力」中村俊輔もノートを付けていたんだ!

仕事術・時間術


察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)

1978年生まれのサッカー日本代表の中村俊輔選手の本です。
2007年、欧州リーグでの日本人初のMVPを取り、話題になりました。

同年代で世界のトップクラス、1つのことを究めようとする人がどんなことを考えているのかが知りたくて読みました。

この本を読んで、1つのことを究めるために実行したいと思ったのは、
  1. ノート(日記)を付ける
  2. 今の場所に安住せず、壁にぶつかるところに敢えて身を置く
  3. どんなポジションであっても、11人に選ばれてグラウンドに立つべき

「歯が立たない」と思えることは素晴らしいこと
満足すると痛い目に合う
中3のとき、ふてくされてユースチームに上がれなかった
ふてくされている時間ほど無駄なものはない
高いレベルに行けば、巧い選手もいるし、新しい壁も出てくる
自分より高いレベルの中で感じるプレッシャーが重要
悔しさを味わいたい
監督に不満を抱くのではなく、自分に何が足りないかを察知する
監督の言葉はすべて自分のために言っている言葉だと思う
行動で見せる
未来に活かすことができれば、どんな失敗だって「成功」だ

察知力
周囲の選手を観察することが重要
高校時代から自分の目でプロの世界を見に行った

引き出し
引き出しが多いことが未来の可能性になる
どんなポジションであっても、11人に選ばれてグラウンドに立つべきだ

サッカーノート
「体験」を記すことで、人生の無駄な時間を節約できる


ベテランは身体能力は低下するが、豊富な経験がある
はじめて海外に移籍して心掛けたことは、イタリア一色に染まること

2008年8月26日火曜日

国際学会への演題は不採択でした!

以前、国際学会に初めて演題を出したという記事を書きました。
精進すれば大迫力!: 国際学会に演題を出しました

この度、採択可否の結果が返ってきて、残念ながら不採択でした。

やはり国内の学会と比べて、ハードルが高いものですね。
同時に出した他の2人もダメでした。

今回は、一度国際学会を見ておこうと思い立って、直前に付け焼刃で作った抄録だったので内容が伴っていなかったのだと思います。

でも、ちょっと安心しました。
自分としても納得できるベストな内容ではないことはわかっていましたので。

でも、次は1年前からちゃんと準備して臨みます!

2008年8月24日日曜日

モチベーションが上がった「レバレッジ勉強法」(本田直之)

仕事術・時間術


レバレッジ勉強法

最近ちょっとダレてきたので、本田直之さんのレバレッジシリーズ1つである「レバレッジ勉強法」を読みました。
2時間ぐらいでサッと読め、モチベーション上がりました。

本田直之さんのレバレッジシリーズを読んでいつも思うのは、本田さんは言葉の置き換えがうまいです。
Doing more with lessや勉強のROIなどキーワードが非常にキャッチーです。

勉強とは

将来も継続的なリターンを得るための最高の自己投資
パーソナルキャピタルを蓄える

3種類の勉強
① 試験、資格
合格することで次のステップに進めるもの
例) 大学受験
② 知識、ノウハウ
合格というゴールはないが、自己成長やキャリアアップに役立つもの
例) 金融知識、語学、IT
③ 情報
合格というゴールはないが、フローとして日々流れており、絶えずキャッチすることで仕事や生活に役立つもの
例) 時代の流れ、世界の動き、経済情勢

ROIを考慮した勉強
Return On Investment
投資に対してどれだけのリターンを得ることができるか
目的を徹底的にフォーカスする

Doing more with less
少ない労力と時間で大きな成果を得ること

何を勉強するか

レバレッジが効く勉強
① 語学
② 金融
③ IT
他に、日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー、世界遺産検定マイスター

家計簿をつけない男は成功しない

人気市場で競ってはいけない

勉強の仕組み作り

子供教えるべきは「勉強」ではなく、「勉強法」

ビジネス書は、大人のための「合格体験記」

アウトプットしないとインプットの価値はない

やる気が出ないときは「作業興奮」を利用する
やる気がなくても作業を開始すると、脳の側座核が興奮してやる気が出てくる
ちょっとでも動き始める仕組み作りが重要

スケジューリング

二毛作タイム

ひとつの時間で二つのことが出来る

知識社会の労働と勉強は「やってもやっても終わりがない」

90分勉強して10分休憩する
週末に集中して勉強するというスタイルはお勧めできない

朝型に変える
日の出とともに起きる生活
頭が回転し始めるのは、起床して3時間後

英語マスター術

英語は60点を目指す
60点=自分の興味ある分野の会話が出来る
エピソード記憶を活用

欲求をビジュアル化し続ける
「こうなっている自分を」を繰り返し思い描くと挫折しない

レバレッジが効く英語教材だけを使え
本のサマリーサービス: http://store.audiotech.com/index.cfm

情報を「勉強」

情報とはすべてのビジネスの血液
フロー型情報: ニュース、時事ネタ
ストック型情報: 知識として長く持っていて、のちのち何か応用できるもの

2008年8月17日日曜日

勝間式「利益の方程式」(勝間和代)

経済的自立


勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─

勝間和代さんの『勝間式「利益の方程式」』を読みました。

いわゆる勝間本は何冊も読んでいて、いつも出し惜しみない内容で目から鱗が落ちる内容です。
この1冊も1回目読んだときは、何となく今の僕からは遠い1冊だと思いましたが、この記事を書きながら再度ざっと読むとなかなか面白かったです。
賢い消費者になれそうです。
また、勤務医はあまり利益について考える必要がないのですが、開業すれば、非常に非常に重要な内容です。

勝間式「万能利益の方程式」
利益=顧客当たり(単価―獲得コスト―原価)×顧客数

利益が重要
これからは「売り上げノルマ」ではなく、「利益ノルマ」が重要になってくる
利益の源泉は、他社が追い付くまでの時間的余裕 (時間のアービトラージ)
日本人は、特に非製造業で利益を上げていない (OECDで19位、OECD平均ぐらい)
成功とは、成功するまで仮説→実行→検証を繰り返すこと

顧客単価を上げる
「貧民効果」: 顧客が増えると平均顧客単価は下がってゆく、新しい顧客ほど顧客単価が下がってゆく
コンプレックス市場、冠婚葬祭のようなライフイベントでは、高い価格を付けられる
朝三暮四と朝四暮三は違う: 猿が朝に多く食べることに効用を得ているのであれば、朝四暮三の方が効用が高い
松竹梅のプライシング: 竹を買ってほしければ、松を追加する

顧客獲得コストを下げる
儲かる商品は、顧客獲得コストがゼロの商品
・ 一度買ってくれたらリピーターになる
・ 口コミでその商品のよさが広まる「集団の知恵の法則(Wisdom of Crouds)」: 「みんなの意見」は案外正しい
「ジップの法則」: サイズがk番目に大きい要素が全体に占める割合は1/kに比例する
(例) 人口 東京810万人、横浜340万人、大阪260万人
アマゾンの売上の30~40%がアフィリエイト経由

顧客原価を下げる
「粉もの屋は儲かる」
粉もの屋=小麦を材料としたラーメン屋、お好み焼屋、クレープ屋、ドーナッツ屋、ケーキ屋、パン屋
小麦は食品中カロリー単価が最も安い
コストが安くできる分、潜在顧客層が広がる
ブックオフの立地は、「どれだけの人が買ってくれるか」ではなく、「どれだけの人が売ってくれるか」
ブックオフのビジネスモデル: 本を定価の10%で仕入れて、当初は定価の50%で販売、徐々に引き下げてゆく

顧客数を増やす
商品普及の「S字カーブの法則」
① イノベーター 2.5%
② オピニオンリーダー 13.5%
③ アーリーマジョリティ 34%
④ レイトマジョリティ 34%
⑤ ラガード 16%
普及率が16%(①+②)を超えると商品は指数関数的に普及