現在、日経新聞連載中の野依良治さんの「私の履歴書」を楽しく読んでいます。
成功した科学者の人生って物語として面白いです。
2001年にノーベル化学賞を受賞された化学者です。
現在は、理研の理事長をされています。
自然科学論文の記述は、一語一句が自らの実験結果または、他者の研究論文に基づく
→ 先人の関連論文を必ず引用する
確かに、その分野での「常識」も必ず文献を引用すべきです。
自然科学分野の日本の英文論文の世界シェアは12%だが、その80%が海外の雑誌である
→ 国際級学会誌を発行できない学会は猛省すべき、多大な国費を投じた研究が海外の学会・出版社だけを利するのは理不尽
確かに、Oncologyの分野では、国立がんセンターが中心となっているJJCOで、impact factor=1.27点です。
1.27点とは、JJCO2年間に掲載された論文が、その翌年1年間に1編あたり1.27回しか引用されていないということです。
有名なJNCIでは、impact factor=15.68点であり、1編あたりJJCOの12倍引用されていることになります。
ぜひ一度、野依さんの特別講演を聞きたいです。
学会総会で企画してくれないかな。
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