2009年12月31日木曜日

政治家は大衆にbig pictureを見せる

ちょっと前に,ある政治家のセンセイの話を聞きました.
政治家の話をちゃんと聴くのは,初めてでした.

やっぱり弁が立ちますね.
放っておいても,いくらでも話が出てくる感じです.

政治家には,大衆にbig pictureを見せる能力が不可欠ですね.
未来を具体的に語る政治家には,興奮してしまいました.
この人に頑張ってもらおうなんて,思っちゃいます.

でも,会場を出るとき,後ろの人が「政治家の話はつまらん!」と言っていたのを聞いて,言葉に酔い過ぎないことも大事だと思いました.

今年感じた,人の振り見て我が振り直そう!

今年感じた「人の振り見て我が振り直そう」です.

1) 〇〇科の1人あたりの業績が少ないと責める人

「じゃあ,自分はどうなの?」という問いが頭から離れませんでした.
それがいくら正論であっても,自分のことを棚に上げている時点で,説得力は半減します.
さらには,反感を持つ人も出てくるでしょう.

2) 病院が最新の器械を入れてくれないと愚痴る人

過去に仕事をしていない人には,予算はつきにくいものです.
研究費の申請でも同じで,過去の業績が重要です.
過去にインパクトのある仕事を発表してこなかったということを棚に上げて,病院に愚痴る姿に違和感を感じました.

やはり,業績があれば道が開けます.
1つ1つ着実にやっていく他ないですね.

2009年12月30日水曜日

「社長の人事でつぶれる会社、伸びる会社」(樋口弘和)

社長の人事でつぶれる会社、伸びる会社
社長の人事でつぶれる会社、伸びる会社
幻冬舎 2009-11-26
売り上げランキング : 2010

おすすめ平均 star
starかなり使えます
star出来そうで出来ていない人事のツボを教えてくれます。
star中小企業経営者必見の人事読本

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

科研費でバイトを雇う記事を以前書きました.
科研費でバイトを雇う ~面接~
そこで感じたのは,「人事」の難しさ,人を見る目の難しさです.

そこで,こんな本を読みました.
著者は,日本ヒューレット・パッカードで人事部門を歴任してきた方で,現在はトライアンフという会社を起こし,その社長です.

本書は,中小企業の社長向けに書かれています.
しかし,人事の普遍的なことについて書かれているので,組織で働く人なら誰にとっても勉強になります.

印象に残ったのは,いい新卒者を採ってAクラス社員に育て,ワンランク上の仕事を与え,企業のDNAを染み込ませ,成長させていくのが,結局一番だという主張です.
逆に,経験者中途採用は,賞味期限があるので,要注意のようです.

誰かを採用・指導するときの参考にしたい本です.

新卒
採用コストは3年目から回収できる
企業の成長とともに自然に成長する金の卵
企業文化をいうDNAを作る
活躍している社員の1.3倍優秀な社員を採用
セルフモチベーターを採る
上のレベルがあることを知っている人を採る
面接官以上の社員は採れない
欲しい社員を口説けるのは社長だけ
人材に合わせてビジネスモデルを新設

経験者中途採用
賞味期限との戦い
いつ辞めるかを予測
目の前の課題から逃げてしまった人が多い
経験やスキルは実はとても頼りないもの

Aクラス社員
やるべき仕事に素直に取り組める
壁にぶつかったときにわかる,慌てたり愚痴を言ったりしない
ワンランク上の仕事を与えておけば,放っておいても伸びる
「全体の2割」が目標
裁量とプレッシャーが好物 鍋ぶた上司を取り除け

女性が活躍する会社
キーポジションを任せているか
「納得感」が大事
ジェントル・レディを登用
「おかん」は会社の背骨
新卒者を採用すべきか迷ったら,女性社員に訊け

組織
最適バランス Aクラス:B(平均):C(平均以下)=2:6:2
Cクラス社員もかまってあげる
中小企業は,文鎮型
経営者自ら理念を語れ 同じ船に乗っている我々は何のためにどこに向かっているのか
社員定着率は90%台を目指せ
会社の総人件費はもう増えない
一律ベースアップを見直せ

後継者
創業者のDNAがない幹部は失敗する
幹部の条件は,経験より「社長と価値観が合うか」
外様幹部の成功率は2割
新入社員を10~20年かけて育てる
ナチュラル・リーダーを探せ
経営者目線を叩き込む

年賀状書きと夏休みの宿題

年賀状を書き終えました.

年賀状書きは,小学校の夏休みの宿題に似ています.
やらないといけないとわかっているのに,ギリギリまで後回しにしてしまい,あせってしまう.

ただし,今年は例年の半分ぐらいで,楽でした.

2009年12月27日日曜日

11本目の論文のリバイスを投稿

11月中旬からずっと頭の片隅にはあったけれど,放っておいた論文のリバイスを投稿しました.

8週間以内に再投稿せねばならず,ここ2週間は寝ても覚めてもリバイスでした.
2週間,毎日のようにブラッシュアップし,「もういいだろう」と思い,再投稿のボタンを押しました.

おかげで,論文かなりよくなりました.
改訂点は,主に2点です.

1) Informativeなタイトルに初挑戦

過去の記事にも書いたように,医学論文はdescriptiveなタイトルが主流です.
論文タイトルはinformativeではなく、descriptiveに
しかし,たまにそれなりの雑誌にinformative titleを見かけます.

今回,descriptive titleだと冗長で,魅力に乏しい感じがしたので,論文の結果を題名にしました.

2) ”売り”の結果にフォーカス

”売り”のデータに焦点を絞り,考察も最新の文献を加えました.
新しさがない結果の考察を削りました.

あとは,祈るのみです.

これで,肩の荷が1つ降りました.
よい年が迎えられそうです.

2009年12月26日土曜日

プール納め: 2009年1年間で100キロ泳ぐ

今年のプール納めでした.

そこで,月別の泳いだ距離を計算してみました.
この1年でちょうど100キロでした.

1月 5750m/ 3回
2月 8200m/ 4回
3月 6400m/ 3回
4月 8050m/ 4回
5月 6450m/ 3回
6月 8550m/ 4回
7月 8600m/ 4回
8月 7925m/ 5回
9月 10200m/ 7回
10月 12000m/ 8回
11月 10500m/ 7回
12月 7500m/ 5回
(計 10万0125m = 約100キロ)

月別のデータを見てみると,8月から別のプールに行き始めてから,距離が延びています.
この理由は,下記の3点により,泳ぎに行く回数を週2回に増やしたためです.
1) 家の比較的近く
2) 夜遅くまでやっている
3) 時間入替制でなく,何時からでも泳げる

また,この12月は風邪や忘年会であまり行けず,距離が減っています.

来年2010年は,月に最低10キロを目標とします.

2009年12月20日日曜日

ReaDに登録してみました

ちょっと前にReaDに登録してみました.
http://read.jst.go.jp/

Readというのは,研究開発支援総合ディレクトリのことで,要は研究者・研究機関のデータベースです.
"Directory Database of Research and Development Activities"の太字の部分からReaDと付けられています.

今回ReaDに登録してみたのは,自分のIPO(Initial Public Offering; 株式の新規公開)としての位置づけです.
適宜,情報をアップデートしていきたいです.

2009年12月19日土曜日

アルコール性下痢症

忘年会シーズン到来です.
毎年のことですが,12月後半は忘年会の連続です.
計算すると2日に1回です.

飲み会のときは楽しいんですが,翌日が辛いです.
二日酔いもありますが,それとは別に,ほぼ毎回翌日お腹の調子が悪くなります.

ネットで調べてみると,小腸の粘膜障害と蠕動亢進が原因らしいです.

今年わかったことは,ワイン,ビール,冷酒も駄目そうだ,ということ.
お湯割りのものが,よいのかもしれません.
今度,試してみます.

2009年12月13日日曜日

学会発表における個人の成長

国内の学会発表における個人の成長を下記のように,今は考えています.

まずは,「発表者」として,
ポスター 
→ 口演 
→ パネルディスカッション,ワークショップ
と上がっていくのが順当なのではないでしょうか.
医者においては,20代後半~30代後半です.

その後は,「座長」として,
ポスター 
→ 口演 
→ パネルディスカッション,ワークショップ
と同じルートを螺旋階段のように上がります.
30代後半~40代後半です.

「座長」時代の後半になると,「特別講演,教育講演の演者・座長」になります.
この頃になると,「自分は~~をしてきた人」だというアイデンティティが内外ともに確立しているのだと思います.
40代後半~50代後半です.

その次は,「学会の会長」でしょうか.

そして,学会すごろくの上がりは「会長講演の座長」です.
この頃になると,若手から見ると「雲の上の存在」もしくは「何をしてきた人かよくわからない老人」になっていると思います.

自分は今,発表者のパネル・ワークショップのあたりです.
面白いことに,一度すごろくを進んでしまうと,後には戻れないということ.
僕も今,ポスター発表となるとパッションがもたないです.

ただし,上記は国内の学会発表についてです.
海外の学会は,未経験で何とも言えません.