2008年11月10日月曜日

医療破壊(週刊東洋経済 2008年11月1日特大号)


週刊東洋経済の「医療破壊」を読みました。
近頃話題の「医療崩壊」ではなく、「医療破壊」です。

大辞泉で調べると、
崩壊: くずれてしまうこと、こわれてしまうこと
破壊: こわすこと、こわれること

おそらく、医療は研修医制度とか何とかで自然にこわれたのではなく、行政などの無策によってこわされたのだ、ということでしょうか。

副題は、「消える病院、命を落とす医師、さまよう患者と家族」です。
内容は、副題の通りです。
細かいところで、問題はあるのかもしれませんが、医師として読んでみて、概して共感できました。

医師は、本当に酷使されています。
自分の研修医とその後の下っ端時代を思うと、「よくあんなことしてたな」というのが正直な感想です。
当時は当然と思っていましたが、明らかに労働基準法違反です。
でも、今となっては、あの過酷な時代を耐えれたというのは、自信になっているのですが。

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