2008年11月2日日曜日

研究者が仕事をする上で知っておくべき10の原則(島岡 要)

ハーバード大学医学部留学・独立日記に載っていました。
今まで何となく思っていたことが、文字になっていて驚きました。
確かに、本当に、この10の原則の通りです。
暗黙知が形式知になりました。

研究者が仕事をする上で知っておくべき10の原則(島岡 要)


1. 興味を持てる分野を発見する
「好き」よりも「強い」を優先

2. 最初は自分で学ぶ
20/80ルール:人の評価の80%は、その人の業績のトップ20%で決まる
自分の業績のトップ20%に関する仕事に時間を最大限割り当てる

3. 師匠をもつ
大学院以上の高等教育においては、本当に重要な学びは、師匠-弟子という非常に個人的なレベルで起こる

4. 現場で恥をかく
いずれ皆一度は恥をかくので、できるだけ早く現場に出て若いうちに十分に恥をかこう

5. 失敗を恐れつつも、挑戦する
「失敗を恐れずに挑戦する」でなく、「失敗を恐れつつも挑戦する」

6. 自分の世界で一番になる
ポジションが人をつくる
お山の大将になり、リーダーとしての風格を身につけよう

7. 研究者としての自信を付ける
お山の大将になったら、成功者としての自信をつけよう
→これはいずれ打ち砕かれるが
人生を振り返り、今までの出来事をあたかもこの成功のためにあったかのように繋ぎ合わせ、サクセスストーリーを作ろう

8. 井の中の蛙であったことに気づき、打ちのめされる
サクセスストーリーを語っていた自信過剰の「私」はいつかは打ちのめされ、どん底を経験する運命にある
どん底から這い上がる過程で価値観が大きく変わるかもしれない
人生の大きな目標は変わらなくとも、アプローチは変わるかもしれない
どん底から這い上がるきっかけは「メンターのアドバイス」「仲間や家族の助け」「本の中の言葉」「体を鍛え、内因性エンドルフィン分泌量をあげる肉体改造」などです

9. 全てを知ることはできないことを理解する
傲慢さは、どん底から這い上がる過程で、謙虚さというエレメントを身に付ける

10. それでも、自分の見識を披露する(謙虚ではあるが臆病ではない)
自分の作品や研究は、周りとの関係においてのみ存在し、意味や価値を見いだされるということを常に念頭に置き、謙虚ではあるが臆病ではない、高いクオリティーやオリジナリティーを追求するが完璧主義者ではないという現実的な姿勢を貫こう

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