2008年12月29日月曜日

知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎(浅井建爾)

社会・歴史・世界情勢


知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎 (じっぴコンパクト)

ブックオフで400円で売っていたので、買ってみました。

以前、国境についての雑学の本を読みましたが、その国内版のような印象です。
精進すれば大迫力!: 「教科書には載っていない!ワケありな国境」(武田知弘)

前々から気になっていたことの理由や雑学が手に入り、なかなか面白かったです。
「県境の謎」の多くは、廃藩置県後に政府が強引に県の統廃合を行った結果のようです。

<雑学>

・ 廃藩置県で3府302県に
→半年後には、3府72県に

・ 廃藩置県後に誕生した藩=琉球藩
7年間存続

・ 県名に旧国名は1つもない
明治政府の新しい国家をつくる意思

・ 横浜、神戸のルーツは、神奈川、兵庫であり、それが県名になった

・ 堺県と大阪府に合併され奈良県が11年間消滅

・ 四国には愛媛と高知しかない時代があった
香川県が全国で最後に誕生

・ 当初、東京府はすごく小さかった
東京23区の20%以下

・ もともとは徳島県だった淡路島

・ 伊豆は静岡県にはなりたくなかった
東京や神奈川との方が密接な関係

・ 三多摩はもともとは神奈川県

・ 伊豆諸島は東京とのつながりが強く、軍事上も重要であったため静岡県から東京に移管

・ 県境に建つ旅館 = 杖立観光ホテルひぜん屋

・ 日本一の和歌山県の飛び地
三重県と奈良県の間にある北山村と旧熊野川村

・ 飛び地は結構ある
幕藩体制では藩と飛び地がいたるところにあった
→ 現在の飛び地はその名残り

・ 県境・市町村境ともにすべて確定しているのは、たったの9県のみ

・ 富士山の山頂は、浅間大社のものだが、県境未定地

・ 南方四島(今は無人島)は、東京都の直轄地

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