ビジネス書その2
部下は育てるな! 取り替えろ! ! Try Not to Develop Your Staff (光文社ペーパーバックス)
著者は、1965年生まれの対米進出コンサルタントです。
三井銀行、ラスベガスの法律事務所に勤めた後、起業。
表紙に焚書とあるように、過激な題名です。
その根底には「人は結局自分で育つもの」という信念があると思います。
以下、印象に残ったところ
・ イチローや松井を「俺が育てた」という打撃コーチはいない
・ 部下が殻を打ち破るさまを見守ればよい
→ 見る以上のことは出来ない
・ 上司の仕事は、会社がこの世界で勝ち残れるように采配をふるうこと
→ 部下を取り替えて、勝っていく
・ 3年までは育ててやらねば仕方ない
・ 総論が各論で否定されている
総論: ビジネスマンは英語が今後必須
各論: 上司は英語をしゃべらない
・ 自分で選んでいないノウハウは身に付かない
・ 部下をクビにする辛さを勘案した給料を会社は上司に支払っている
→ 「戦力外」をトレードに出してこそ上司
・ 今後、企業は企業の抱える人材の総合力で戦っていく
・ 態度の悪い部下はすぐに取り替えろ
→ 潜在意識によくない
・ 説教は他人にさせ、涼しい顔で茶を啜れ
・ 口は悪いが、ロジカルな社員こそ大切にしよう
・ 優秀な上司は「作業ボリューム」の把握がうまい
・ 部下のモチベーションには、深く深く真剣勝負で関与する
・ 酒は妻と飲め、部下と飲むな
飲み会は業務の一環ではない
飲むなら奢れ
酒の力でしか出ない本音は、聞く必要のない本音である
・ 「エグジット・インタビュー(退社面接)」で情報王に
・ とにかく褒める
褒めるところのない部下はいない
具体的な根拠を示して褒める
褒めるネタの鮮度にこだわる →すぐ褒める
叱る量の倍は、褒める
・ 金曜日にピザ効果的
・ 注意と警告
注意: まわりに聞かせてもよい
警告: 個室で1:1、もしくは文書にする
・ 期限は言わせる
・ ランチミーティングの勧め
・ 休暇に出社する部下は追い返せ
他の部下が休暇に罪悪感をもつ
・ 会社を辞めるときは、overqualified(資質過剰)と考える
自分が成長したことによって、もう会社としては雇いきれなくなった状態
・ 夢を諦めない人からだけ、革命が生まれる
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