2008年12月30日火曜日

部下は育てるな! 取り替えろ! !(長野慶太)

ビジネス書その2


部下は育てるな! 取り替えろ! ! Try Not to Develop Your Staff (光文社ペーパーバックス)

著者は、1965年生まれの対米進出コンサルタントです。
三井銀行、ラスベガスの法律事務所に勤めた後、起業。

表紙に焚書とあるように、過激な題名です。
その根底には「人は結局自分で育つもの」という信念があると思います。

以下、印象に残ったところ

・ イチローや松井を「俺が育てた」という打撃コーチはいない

・ 部下が殻を打ち破るさまを見守ればよい
→ 見る以上のことは出来ない

・ 上司の仕事は、会社がこの世界で勝ち残れるように采配をふるうこと
→ 部下を取り替えて、勝っていく

・ 3年までは育ててやらねば仕方ない

・ 総論が各論で否定されている
総論: ビジネスマンは英語が今後必須
各論: 上司は英語をしゃべらない

・ 自分で選んでいないノウハウは身に付かない

・ 部下をクビにする辛さを勘案した給料を会社は上司に支払っている
→ 「戦力外」をトレードに出してこそ上司

・ 今後、企業は企業の抱える人材の総合力で戦っていく

・ 態度の悪い部下はすぐに取り替えろ
→ 潜在意識によくない

・ 説教は他人にさせ、涼しい顔で茶を啜れ

・ 口は悪いが、ロジカルな社員こそ大切にしよう

・ 優秀な上司は「作業ボリューム」の把握がうまい

・ 部下のモチベーションには、深く深く真剣勝負で関与する

・ 酒は妻と飲め、部下と飲むな
飲み会は業務の一環ではない
飲むなら奢れ
酒の力でしか出ない本音は、聞く必要のない本音である

・ 「エグジット・インタビュー(退社面接)」で情報王に

・ とにかく褒める
褒めるところのない部下はいない
具体的な根拠を示して褒める
褒めるネタの鮮度にこだわる →すぐ褒める
叱る量の倍は、褒める

・ 金曜日にピザ効果的

・ 注意と警告
注意: まわりに聞かせてもよい
警告: 個室で1:1、もしくは文書にする

・ 期限は言わせる

・ ランチミーティングの勧め

・ 休暇に出社する部下は追い返せ
他の部下が休暇に罪悪感をもつ

・ 会社を辞めるときは、overqualified(資質過剰)と考える
自分が成長したことによって、もう会社としては雇いきれなくなった状態

・ 夢を諦めない人からだけ、革命が生まれる

2008年12月29日月曜日

知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎(浅井建爾)

社会・歴史・世界情勢


知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎 (じっぴコンパクト)

ブックオフで400円で売っていたので、買ってみました。

以前、国境についての雑学の本を読みましたが、その国内版のような印象です。
精進すれば大迫力!: 「教科書には載っていない!ワケありな国境」(武田知弘)

前々から気になっていたことの理由や雑学が手に入り、なかなか面白かったです。
「県境の謎」の多くは、廃藩置県後に政府が強引に県の統廃合を行った結果のようです。

<雑学>

・ 廃藩置県で3府302県に
→半年後には、3府72県に

・ 廃藩置県後に誕生した藩=琉球藩
7年間存続

・ 県名に旧国名は1つもない
明治政府の新しい国家をつくる意思

・ 横浜、神戸のルーツは、神奈川、兵庫であり、それが県名になった

・ 堺県と大阪府に合併され奈良県が11年間消滅

・ 四国には愛媛と高知しかない時代があった
香川県が全国で最後に誕生

・ 当初、東京府はすごく小さかった
東京23区の20%以下

・ もともとは徳島県だった淡路島

・ 伊豆は静岡県にはなりたくなかった
東京や神奈川との方が密接な関係

・ 三多摩はもともとは神奈川県

・ 伊豆諸島は東京とのつながりが強く、軍事上も重要であったため静岡県から東京に移管

・ 県境に建つ旅館 = 杖立観光ホテルひぜん屋

・ 日本一の和歌山県の飛び地
三重県と奈良県の間にある北山村と旧熊野川村

・ 飛び地は結構ある
幕藩体制では藩と飛び地がいたるところにあった
→ 現在の飛び地はその名残り

・ 県境・市町村境ともにすべて確定しているのは、たったの9県のみ

・ 富士山の山頂は、浅間大社のものだが、県境未定地

・ 南方四島(今は無人島)は、東京都の直轄地

2008年12月28日日曜日

水泳で重宝しているスイムタオル(ミズノ)


最近、スイミングにセームタオルを重宝しております。
セームタオルとは、非常に吸水性の高いタオルです。

水泳の途中休憩でプールサイドに上がったときも、水や汗を即座に吸ってくれます。
ある程度吸水したものは、雑巾のように絞ると、またすぐに吸水します。

僕はミズノ製品を使っています。
サイズは、34x44cm(1260円)と44x68cm(2100円)の2種類あります。
個人的には、背中も拭ける大きい方のサイズがオススメです。

パズルの天才


2歳3か月の娘はパズルの天才かと思えてきます。

3枚の絵のある機関車トーマスのパズルをもらいました。

その3枚のパズルを全てばらして、ごちゃごちゃに混ぜても、即座にパズルを正確につくることが出来ます。
また、このピースはこの絵のものではない、と即座に判断できます。

基本的には、ピースの形状よりも絵柄でピースを嵌めているようです。

即座の判断は、病理医の癌かどうかの一瞬の判断に似ている気がします。

2008年12月26日金曜日

クリスマスのプレゼントにガウンをもらいました


クリスマスのプレゼントに妻から茶色のガウンをもらいました。
そうそうこれが欲しかった!という感じです。

風呂上りに着ていますが、温かくてよいです。
これで風邪をひかないようになればよいのですが。

娘には「じーじ、みたい」と言われました。

2008年12月24日水曜日

娘へのクリスマスプレゼント

子供がクリスマスのプレゼントをいっぱいもらっています。
本当に幸せなことです。

ちょっと前には「ぽぽちゃん」をもらい、お世話しています。
ぽぽちゃんと遊ぶと、本当かどうかわかりませんが、プロラクチンが出るそうです。
まだ脱がすことはできても、着せることが出来ません。


明日の朝は、枕元に下記を置いておく予定です。
・ ピンクのお菓子ボックス
・ ピンクの長靴
・ 絵本
・ クラシック入門CD

今年のクリスマスは、12月に入ってすぐにもらったツリーを飾り、クリスマスソングをかけ、用意万端でした。
こんな風にクリスマスを堪能したのは、子供の頃以来すごく久しぶりのような気がします。

2008年12月10日水曜日

祝!ブログ記事300エントリー!

ブログの記事が300に達しました!
200記事から、約3か月で達成です。

精進すれば大迫力!: 祝!200エントリー!
精進すれば大迫力!: 祝!100エントリー!
精進すれば大迫力!: ブログ・デビュー

アクセス解析では、1日あたりVisit 50人、Page view 100ぐらいに増加しています。
やはり記事の増加により、アクセスしてくれる人も増えるようです。
200エントリー時の記事で書いた目標も達成できました。

精進すれば大迫力!: アクセス解析を始めてみました(NINJA TOOLS)

効果的解熱法「布団サウナ法」

2日間ほど、気管支炎(自己診断)で寝たきり状態でした。
褥創ができなかったのが不思議なくらいです。

精進すれば大迫力!: 緊張の糸が緩み、ひどい風邪をひいています

効果的な解熱方法を編み出しました。
名付けて、「布団サウナ法」。

方法は簡単。
布団にくるまって、暑くなっても四肢を出したりせず、ひたすら汗をかく。

どこまで我慢できるかが重要です。
正直かなりの忍耐力を要します。
Tシャツを着替えるくらいまで汗をかくと、解熱します。

今朝試したところでは、この方法だけで2時間で36.9度から36.5度まで0.4度解熱しました。

2008年12月8日月曜日

緊張の糸が緩み、ひどい風邪をひいています

2週間ぐらい風邪をひいています。
特に、ここ数日はひどく、今日もほとんど寝たきり状態でした。

今年の秋は非常に多忙で、12月初めにやっと一息つけたところでした。
人間、緊張の糸が緩み、ほっとすると風邪をひくようです。
オーバーワークがたたったのかもしれません。

そんな訳で、スイミングを始めてから初めて、2週間連続で休んでしまいました。
次回は、どれぐらい体力が落ちているか心配です。

2008年12月6日土曜日

レバレッジ時間術(本田直之)

ビジネス書その1


レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)

この本も1年前に読んだ本です。
この本を読んでから、「忙しい」とはなるべく言わないように心掛けています。
また、昼寝も欠かさず、するようになりました。

以下、印象に残った部分です。

● ホワイトカラー・エグゼンプション
残業代ゼロ法案というが、
→「労働時間に対して賃金を払う仕組み」から「成果に対して賃金を払う仕組み」への転換

● 「忙しい」と言わない、をルールに
「忙しい」と言う人に限って、傍から見ると仕事量も多くなく、成果も残していない
人が「忙しい」と感じるとき、まだその10倍の仕事はこなせる
「忙」という字は、「心を亡くす」

● 時間を投資 →時間資産をつくる
=時間にレバレッジをかける
1/4の時間で仕事ができるようになると、残り3/4も仕事に充てれば4倍の成果が上げられる
「仕組み」をつくる (病理報告書のルーチンをテンプレートにできないか)
例)ブラインドタッチのマスター

● レバレッジ・スケジューリング
三本柱
①俯瞰逆算スケジューリング
②時間割:4つのカテゴリーに分け、インプットの時間をまず天引き
  ・インプット:時間投資
  ・アウトプット:
  ・生活
  ・プライベート
③タスクリスト

● 習慣化
ルーチンワーク化することは無意識化すること
繰り返すことで体が覚え、苦にならない
こういう状態を「集中している」と呼んでいる
面倒なこと、苦手なことほどパターン化させると、ストレスをためずに処理できる

● トレーニング
健康づくり、ダイエット、心身リフレッシュにとどまらず、
ビジネスパーソンに必要な判断力、発想力を養うのに重要な自己投資

● 「100点が必要な仕事」と「80点でスピード勝負の仕事」
「100点が必要な仕事」は多くはない

 「ビフォー9(午前9時前)」の使い方で人生が変わる
アメリカで、朝5時半に起きてホテルのジムに行くと、ほぼ満員だった
朝1~2時間早く起きることは、人生を変えると言っても大袈裟ではないほど、大きな資産を生んでくれる「時間投資」

 「15分昼寝」
15分から長くても30分がよい
それ以上長く眠ってしまうと、睡眠段階が深くなりすぎて、起きた後完全に覚醒して作業効率が元通りになるまでに時間がかかる
昼寝前にコーヒーを飲む
→カフェインの覚醒作用は、飲んでから30分後ぐらいに効き始める

● 週末もパターンを変えない
体にとって重要なのは、睡眠時間の長さではなく、リズム
朝寝坊は、その場は実に気持ちがいいが、すぐにしっぺ返しが数倍になって返ってくる

● 休日はしないことを決めておく
「仕事」はしない
自分の都合でスケジュールを変えられない予定は、休日には入れない
家族の都合に合わせて動けるようにしておく
読書、執筆は始めるのも、切り上げるのも自分の意思でコントロールできるので、休日でも積極的にしている
→これらは、「仕事」というより自己投資

● KSF(Key Success Factor)
=鍵となる成功要因
「やらないことを選択する」=「KSFを見つける」
大学受験で、まじめな秀才が不合格になる一方、大して勉強もしていない生徒があっさり合格する→KSFを見つけているか否かの違い

● 返答は即座に
無駄なことを切り捨て、自分でなくてもできることは人に任せ、最後に残る重要な仕事は「意思決定」
=経営者の唯一・最大の仕事

●携帯電話向け「リモートメール」
Fonfun
月額210円

2008年12月5日金曜日

いいアイデアを得て実現するための「考具」(加藤昌治)

ビジネス書その2


考具―考えるための道具、持っていますか?

1年前に読んだ本です。

アイデアの定義に目から鱗が落ちました。
アイデアは0から1を生み出すことではない、のです。

つまり、いいアイデアを出すには、既存のアイデアをいっぱい知っていた方がよいということです。

<アイデア>

・定義
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
アイデアは企画の素

・量が質を生む
既存のアイデアはたくさん知っておいた方が有利
下らないことでも紙に書く
ポストイットの活用
ちょいメモ: 頭の中にあるものを外に出す作業(Enterキーを押すようなもの)、カラフルに
アイデアマラソン: 自分が生み出したアイデアをノートに書いてゆくだけ
 通し番号、マラソンをスタートした日からのギャップを計算

・右脳を使う
ちょっと違うだけでも、1つの立派なアイデア
ポストイットにネタ素を書き出している最中にいいことを思いついたら、即そっちに取りかかる

・読書:世の中の情報を凝縮したもの
誰かが必死になって研究してきた成果をその何百分の一の時間で取り込むことができる
読書することは、疑似体験すること
読書の定義を変える: 1冊の本で意味のある重要な部分は、たったの4~11%
単行本は1日200冊刊行、雑誌は4500種類ある
フォトリーディング

<企画>

・定義
企画とは、アイデアをフィージビリティスタディしたもの
フィージビリティスタディ=実現可能性を確認、裏取り

企画書は、読んだ人がビジュアライズできるかどうかが重要
絵にならないものは、企画として成立しない
見栄えに時間を費やさない

2008年12月4日木曜日

竹中式マトリクス勉強法(竹中平蔵)

ビジネス書その2


竹中式マトリクス勉強法

小泉内閣で大臣を務めた竹中平蔵さんの勉強に関する著書です。
基本的には、ありふれたことが書いてあります。
マトリクス勉強法と銘打ってありますが、マトリクスが出てくるのは最初だけです。

以下、印象に残ったところです。

武器としての勉強
・人生を戦い抜く
・人間力を鍛える、人と人を結ぶ
到達点の有無による勉強
・天井あり →資格試験
・天井なし

努力できることが才能である(松井秀喜)
"You can do it!" "Yes, I can!"

常に目標は2つ持て
直近の目標とビッグピクチャーの2つ
「夢を見ながら耕すヒトになれ」

メモを持ち歩け
財務省エリートのメモ術

時間は作るもの
宴会を抜け出す名人
本当に重要な情報は人が握っている
「残業するほど暇じゃない」
ビジネスパーソンは仕事の責任範囲や人間関係が増えるにつれ「自分時間」が減る
日曜日は1週間の始まり

人と群れるな
バカは何人寄ってもバカである

自分のためにカネを使え

よく寝よ
目が悪くなると勉強の効率が下がる
1つのことをクリエイトする作業(原稿・論文の執筆)は夜が向いている
細々とした作業は朝が向いている

今後、日本は入試歴社会から学歴社会、肩書き社会になる
ハーバード大学医学部入試はリーダーとしての適性を測る

まず自分の針箱を整頓しろ

耳学問で得た知識は、応用が利かず断片的
物事の本質を習得するには、自分でまとめる必要がある

「英語のうまい日本人」の英語を真似ろ

人は非連続的に成長する

「庭師と植物学者は違う」(経済学者ポール・クルーグマン)

こだわりを持つことが、アイデンティティ

勉強上手は、聞き上手

できない経験は進んでしよう!

誰と働くかにこだわろう!
仲間は"exclusive"の感覚で取捨選択すべき

「鳥は向かい風の中、飛び立つ」(谷村新司)

2008年12月2日火曜日

クリスマスツリーをもらいました


祖父母から孫へのプレゼントとして、クリスマスツリーをもらいました。
光ファイバーでできているのか、いろんな色に光り、すごくきれいです。

久し振りにクリスマスツリーを飾りましたが、なかなかよいものですね。
クリスマスムードが大いに高まっています。

2008年12月1日月曜日

カエルを食べてしまえ!(ブライアン・トレーシー、門田美鈴訳)

Eat That Flog!
21 great ways to stop procrastinationg and get more done in less time

ビジネス書その2


カエルを食べてしまえ!

下記のブログで紹介せれていて購入しました。
http://harvardmedblog.blog90.fc2.com/

「カエル」とは一番大きく重要なことで、真っ先に「カエルを食べる」ことを日課すべきという趣旨の本です。

れにしても、洋書の題名はどれも面白いですね。
この"Eat That Flog!"しかり、"Never Eat Alone"しかり。

以下は印象に残ったところです。

昇進を得るには、はっきりと目に見える成果が必要

目標を書き出すことが出来る人は3%

する必要がないことに精を出すことほど、つまらない時間の浪費はない

6Pの法則:Proper Prior Planning Prevents Poor Performance
前もっての適切な計画は、まずい結果を防ぐ

効率の原則:10対90のルール
前もっての計画に10%の時間を費やせば、実行する際の90%の時間が節約できる

人生とキャリアに影響を与えるわずかな仕事に多くの時間をかけ、重要でない仕事には時間をかけないようにしよう

長い目で見ることで、目先のことにとらわれて決断することがなくなる

敗者は「不安が解消される」ことをし、勝者は「目的が達成される」ことをする

最も苦手なことにこそ、全能力を注がなければならない

全てのことをする時間はないが、最重要なことをする時間は十分ある

あなたの足をひっぱているものの80%は、内面的なもの(素質・能力、習慣、鍛練、適性)
80対20の法則:パレートの法則 1895年

思い切って跳べ、そうすれば網があることがわかる

人の指図なしにやれる人は、2%のみ 
→こういう人たちはリーダーと呼ばれる

楽天主義者になろう
・どんな状況でもいい面を見つけようとする
・どんな挫折や難事にも教訓を見つけようとする
・どんな問題にも解決策を見つけようとする

あまり重要でないことは後回ししよう

移動時間、通勤時間は「時間の贈り物」