2009年8月16日日曜日

再読「理系のための人生設計ガイド」 (坪田一男)

理系のための人生設計ガイド (ブルーバックス)
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再読「理系のための研究生活ガイド」(坪田一男)に引き続いて、坪田一男先生の「理系のための人生設計ガイド」を読みました。

2008年5月に読んでいて、1年3か月ぶりです。
前回記事: 理系のための人生設計ガイド (坪田一男)

「理系のための」シリーズを連続して読んでみて感じたことは、「研究生活ガイド」よりも格段に”社会とのかかわり”に重点が置かれているということ。
一段階、高い山に登っています。

例えば、
・ 世界中の研究者や他分野の専門家との人的ネットワーク
・ 会社、NPO、学会などのインフラ
・ 慶応の教授就任を期に、医学教育

他に面白かったのは、「母校の教授になるために」の部分。

まず、将来のキャリアは、進学する大学院と研究室を決めた時点でかなり決まってしまう、ということ。
僕も今なら、確かにそう思います。
恐ろしいことですが、どのボスの下で働くかというのは、とてもとても重要なことだと最近実感しています。

選ばれるための5つのポイント
1) 高い業績: 論文(専門誌よりも一般誌)、パテント、教育実績、臨床実績
2) 海外で高い評価
3) 多くの科研費
4) 他の教授・先輩から評価
5) プレゼンがうまい: 強い分野は「これまでの実績」、弱い分野は「これからの夢」

唯一の違和感を感じたところは、理系 vs. 文系の対立軸です。
理系は研究バカで、文系はコミュニケーション上手というのは、当てはまらないと思います。

今回読んでみて、自分のバリュー、ミッション、ストラテジーを書き出してみました。
書き出してみると、とてもすっきりして、気分よいものですね。
書き出しただけで、書き出したことが叶いそうな気になってきます。

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