2008年4月26日土曜日

河瀬直美監督トークショー (紀伊国屋書店)

新宿の紀伊國屋ホールであった河瀬直美監督のトークショーに行ってきました。
(本当は、「河瀬直美」でなく「河瀨直美」が正しいです)


河瀬直美ドキュメンタリーDVD-BOX」の発売記念です。

入場料は1000円。

河瀬直美さんは、「萌の朱雀(もえのすざく)」で1997年カンヌ新人賞、「殯の森(もがりのもり)で2007年カンヌ・グランプリ受賞した監督です。
ドキュメンタリーでは、「セルフ(わたくし)ドキュメンタリー」の分野を確立しました。

アート


殯の森


萌の朱雀

萌の朱雀は、ちょうど医学生時代に話題になり、いつか見たいと思っていました。
10年来の想いがかなって、昨年カンヌで河瀬監督が話題になったときに、渋谷で再上映しているのを見ることができました。
奈良の風景、音楽が印象に映画でした。
個人的には、
「殯の森」以上に好きです。

今回のトークショーは、前半50分は、「殯の森」の撮影ドキュメンタリーの上映。

幻のラスト・シーンやカンヌでグランプリを撮ったときの表情(あまり驚いている様子はなく、「当然」といった感じでした)が見れました。
昨年、「殯の森」を見ていたので、舞台裏や監督と俳優・撮影チームとのかかわりがよくわかりました。
いいチームがあって、いい映画が撮れる。
医療も同じですね。

後半の約1時間は、「選挙」の監督の想田和弘さんとのトークショー。
「選挙」主演の山内さん一家も来ていました。

アート


選挙

河瀬監督は、奈良弁の”のほほん”とした感じの方でした。
撮影中は非常に厳しいのだろうと思います。

最後に、5分間「かたつもり」上映。
92歳の養母のぼけ具合がほのぼのとしてよい。

残念だったのは、トークショー中に何回も山内さんの子供が泣き出したことと、後ろの女性が何回も写真を撮ってズーム音、シャッター音がうるさかったことです。

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